【となキン】kintone広告ポスターで社内啓蒙活動。「家族との時間+40時間/月」が働き方改革のカギ〜東横化学さま〜

こんにちは!すっかり年末ムードの山田です。
2017年は「働き方改革ブーム」な1年でしたね。kintoneも業務効率化ができるツールとして!働き方改革を支えるツールとして!2017年はちょっと強めにアピールさせていただいていました!

2017年6月30日(金)プレミアムフライデーには、日経新聞の1面広告も出しました。この広告では、広告のうちわとポスターのプレゼントキャンペーンも同時に実施し、予想を超えた応募数に改めて世の中は"働き方改革"真っ只中なんだなと感じました。

↓2017年6月30日(金)プレミアムフライデーの日経新聞広告
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今日はプレゼントキャンペーンに応募くださった方のうちの1人、東横化学株式会社の企画室リーダー兼基幹システムチームリーダー兼次期システム推進プロジェクトチームリーダーで、 働き方改革プロジェクトの事務局の郷原さんに突撃☆インタビューしてきました!

kintoneは社内浸透の壁が高い。"ポスターで社員に使ってもらうきっかけを作ろうと思った"

ポスターのプレゼントキャンペーン応募時に郷原さんからいただいたコメントです。

"kintoneを導入したものの、イマイチ広がらない。活用する気持ちの問題が大きいので、
色々と社員にアプローチするが・・・kintoneに向かう、きっかけ作りが欲しいので応募しました。
ポスターを、社員誰もが通る場所に貼り出したい。"

応募をうけ、すぐさまポスターを手配し送ったところ、郷原さんから1通のメールが届きました。そのメールがこちら。

"黒い経営者に反感を食らうような黒いポスターではなく、
黄色の、社内の啓蒙活動で使えるポスターが欲しいのですが、 頂けないでしょうか。
社内の啓蒙活動で使える表現をしているものは、添付のような表現をしているポスターで、
黒いポスターは使えないので・・・"

↓左:社内に貼りづらかったという黒いポスター 右:社内の啓蒙活動で使いたかったという黄色いポスター
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どちらも2017年春と秋に駅構内で掲載していたkintoneの広告です。詳しくはこちら。

−この度は、ポスターとうちわのプレゼントキャンペーンにご応募いただきありがとうございました。コメントもいただいてましたが、応募のきっかけは"kintoneの社内浸透のきっかけにしたい"だったんですね。

「はい。kintoneを使うと業務効率化が進むので、働き方改革には欠かせないツールだと思ってはいるんですが、どうしても社員に使ってもらうまでの壁が高くて。。。社員に使ってもらえない限り、働き方改革はできませんからね。」

働き方改革の本質のカギは産業革命のイギリスにあり

−今回、黒いポスター(Twitterで20,000RTもされて話題沸騰だったのに)ではなく、黄色いポスターを希望された経緯をお教えいただけますでしょうか。

「黄色いポスターには "働き方改革の本質のカギ"が表現されていると思いました。」

−というと?

「イギリスの社会改革家 ロバート・オウエンが、1817年産業革命当時のイギリスで、工場労働が1日に10時間〜16時間、休日は週1回だけの状態を是正するためにうちだしたスローガンがあるんですよ。

"Eight hours labour, Eight hours recreation, Eight hours rest(仕事に8時間を、休息に8時間を、やりたいことに8時間を)"

要は、産業革命時の長時間労働を是正するためのスローガンだったんですが、これは今の日本の働き方改革のように「仕事」だけを見直すことばかり伝えているのではなく、「仕事」も「生活」も見直そう、ということを表現しているスローガンでした。私はこれが"働き方改革の本質のカギ"なんじゃないかと思ったんです。」

−なるほど。

「つまりですね、『残り(生活)』を充実させることへの気づきが、『仕事』で業務効率化や、生産性の向上に、真剣に取り組むことへの動機付けになるのではないかと、考えたんです。kintoneの黄色い広告は、まさにこれを表現してましたね。」

−「気が重い月末の締め作業-30時間/月」が「仕事」の業務効率化部分で、「家族との時間+40時間/月」が「残り(生活)」を充実させる部分ですね!

↓左:「仕事」の業務効率化を表現 右:「残り(生活)」の充実を表現
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「はい、まさにその通りです!今は『仕事』が『残り(生活)』を圧迫してしまっているような気がします。」

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−たしかに、私も友達と遊びに行く約束があって18時に退社しないと約束に間に合わないような日の方が、ダラダラしないで働いている気がします!

「そうでしょ!定時以降に何もすることがない人、休日に何もすることがない人は、なんでも良いのですが、社会貢献とか趣味とか家族との時間とか、そういった「残り」の時間を充実させることで業務効率化をすすめ残業せずに早く帰るようになるんじゃないかと思ってます。」

−"会社のための働き方改革"ではなく、"働く個人のための働き方改革"という考えですね。

「はい。具体的にどうすれば良いかはまだ模索中なんですが、まずは啓蒙活動からできればなと思いポスターを貼ることにしました。」

↓東横化学株式会社 郷原さん
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ポスターは社員がよく通る階段の踊り場に貼りました

「うちは4階建ての自社ビルなの、会議室の移動などで階段を使う社員も多いので、階段の踊り場にポスターを貼っています。」

一番上の4階は会議室があり、チームで打ち合わせした後に見て欲しいという思いを込めて、
「チーム10人の探しものの時間-50時間/月できるんじゃない?」 DSC02608.JPG

3階には営業部がいるので、
「定例会議のためのデータ集計−8時間/月できるんじゃない?」
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2階には経理部がいるので、
「気が思い月末の締め作業 -30時間/月できるんじゃない?」
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そして、2階から1階へ降りるところ、社員全員が毎日使うタイムカードの横には、
働き方改革のカギ「家族との時間+40時間/月できるんじゃない?」を貼りました。
(最後はポスターの前でツーショットをとりました)
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「私、オリジナルシールも作ったんですよ!パソコンに貼ったり、クリアファイルに貼ったりしてます。私から別部署に書類を渡すときは、このkintoneシール付きのクリアファイルに入れて渡すことでkintoneを認知してもらえますよね!日々奮闘中です!」
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−おおお!すごい!!kintoneの社内浸透がすすんで、業務効率化も実現できそうですね!

今回のとなキンは、なんのために業務効率化して働き方改革をするのか、いま一度考えるきっかけとなりました。kintoneは導入しただけではなくて、活用してもらわない限り業務効率化は進まないので、来年はkintone管理者の社内浸透を手助けできるようなコンテンツも作りたいなぁ、と思ってます。がんばります!

それでは、来年もとなキンを何卒よろしくお願いいたします<(_ _)>