kintoneがあったから3人目を産もうと思えた!妊娠を機に考えはじめた育児と仕事の両立への葛藤
みなさん、こんにちは!
プロモーション担当の華子です。
久しぶりの「きとみちゃん」チームのブログです☆
「ホップ☆ステップ きとみちゃん」第3巻公開中!
みなさん、「ホップ☆ステップ きとみちゃん」第3巻(9話〜12話)は読んでいただけましたか?
第3巻はついに根葉先輩と丸渡部長の過去に迫ったり、きとみちゃんと田中くんとの関係に進展があったり・・・!?
きとみちゃん、どうなっちゃうの〜!?☆
私のお気に入りは人気キャラが続々登場の第10話、「ワンツースリーでつかまえて☆お仲間ドキドキ大ぼしゅう!」です。
ぜひ読んでみてくださいね!
働く女子のリアルな声が、引き続きバズり中!?
きとみちゃんチームの活動をもう一つご紹介します。
昨年開催した自社イベントCybozu Days 2021でのセッション「20代女子が人生を逆算せずにいられないワケ。働く上での"当たり前"は変化する?アップデートし続けるためのヒントとは」の書き起こし記事が公開になりました!
「先輩ママさんを見ていると、自分の将来が不安になってしまう・・・」
「女子ならではの逆算と生き急ぎ感」「時短で働くって漠然と不安」
そんな、私たちが日頃感じている不安やモヤモヤを人事本部長に直球でぶつけてから1年。
サイボウズにはどんな変化があったのか、周囲の反応はどうだったのか。
「これが女子のリアルだ」「共感しかない」と大反響だったセッションレポート、ぜひご覧くださいませ!
▽前編:「働く先輩ママを見ていると将来が不安になります...」
サイボウズ20代社員の「本音」に寄せられた反響と社内の変化
https://logmi.jp/business/articles/325573
▽後編:仕事も子育ても両立させたいなんて欲深い?
サイボウズ社員が考える、働くママに向けられた「怒り」の本質
https://logmi.jp/business/articles/325574
さて、そろそろ今回の本題に参りましょう!
今回も、パワフルでエネルギッシュな人生の先輩にお話を聞いてきました☆
妊娠を機に考えはじめた 育児と仕事の両立への葛藤
華子・山田: はじめまして!早速ですが、自己紹介をお願いします♪
神徳さん: こんにちは!船井総合研究所の神徳です。DX開発推進室のkintoneユニットで、業種別にkintoneのアプリパッケージを提供しています。現時点で20業種ぐらいありますが、どれも顧客管理や案件管理ができるパッケージです!
華子: おお〜、kintoneユニット!専門のチームということですよね?kintoneを使うこともありますか?
神徳さん: はい!もちろん利用もしています!弊社はカスタマーサクセスに力を入れていますが、利用者目線でのご提案ができることはカスタマーサクセスにおいては必須だと思っていますので、私の所属ユニットでは、顧客管理はもちろん、ミーティング管理、タスク管理、売上管理とチーム運営に必要なデータ・情報をすべてkintoneに集約させていますね。
山田: ありがとうございます!そして「ホップ☆ステップ きとみちゃん」やCybozu Daysのセッションの内容も知ってくださってたとか!
神徳さん: はい!きとみちゃん、最初に見た時はすごい衝撃が走りましたよ。笑
よくある日常が面白く切り取られているのがすごいなと思っています。
お二人が出られていたセッションも、働き方改革で有名なサイボウズさんでも私たちと同じような悩みがあるんだなと思って、とても共感しました。世の中のあるあるの悩みを一緒に解決していけたら嬉しいなと勇気が出ましたよ!
華子: 神徳さんは、育児もお仕事もバリバリ両立されている印象があるのですが、私たちと同じように葛藤などあったんでしょうか?
神徳さん: ありましたよ〜!出産前は朝一始発の週4で出張。夜まで働いているというような生活でした。結婚してからもそんな生活で、「このままでいいのかな?」とは思っていましたが、仕事が好きでしたし、楽しかったので、生活を変える理由も見つからずにそのまま働いていたら、妊娠したことが分かって。つわりで移動がつらくなったり、妊婦検診にも産婦人科の先生に言われたタイミングにはお客様との打ち合わせ予定が入っていたので、別日にしたいと言うと怒られたり。「ああ、どうしよう」と思っていたら、初期流産してしまいました。染色体異常での流産だったので、生活スタイルが悪かったとかではなかったのですが。さすがにこの働き方をしていてはだめだ。と思って、クライアント数を減らしてもらい、生活を整え、その後、無事第一子を出産したのですが、クライアント数を減らすことで何とかしただけだったので、「キャリアアップ」できるのか?や「産んだ後、どう働こう?」と葛藤しました。当時、お子さんのいる女性コンサルタントはみなさん時短勤務で、子供を産んでからはペースを落とす働き方だったんですね。「子供が小学生低学年のうちは、バリバリ仕事は無理よ」と言われたことを覚えています。
でも、私、諦めがつかなかったんです!子供を2人欲しいと思っていたので、となると10年はブレーキかけないといけないの!?我慢しないといけないの!?それでいいの?私って。笑
華子: 10年ってとっても長く感じますよね。
神徳さん: ですよね。10年ゆるく働いて、その後本当にアクセルを踏むことができるのか?と不安でしたね。でも、保育園の送り迎えの時間や、急な熱で保育園から呼び出しなどに対応することができないので、妊娠前のように出張と出勤が中心の働き方を続けるのは体力的にも精神的にも無理でしょうし。そうせざるを得ないのかなと思いました。
山田: どうしても時間と場所の制約ができてしまいますよね。
神徳さん: はい。しかし「ゆるく10年間働く」というのが私にはできない!と思い、時間と場所の制約を突破でき、かつ船井総研のコンサルタントとして価値提供できる仕事はないか。と思いながら、1人目を出産した復帰後にいろいろと考えました。そんな時にお客様からクラウドで案件管理をするツールを探しているというお声をいただき、お客様と一緒に何度も議論を行い、kintoneを導入することになり、導入後の利用開始までお手伝いさせていただいたのですが、この議論をチャットやビデオ会議中心で行った際に、私の今後の仕事は「kintoneの導入・活用のコンサルティング」だ!と考えました。そして会社に新規事業として提案し、承認を得て、今では10人程のユニットを率いています。
華子: 生き方にあわせて仕事を作っていったんですね!かっこよすぎます・・・。
神徳さん: カッコいいこと言っていますが、「延長保育を使ってまでフルタイムで働くって子供にとってどうなんだろう?」とかも悩みましたよ。でも、会社で開催している「アメリカ視察ツアーのアデンド役」を任せていただくことになり、その時に訪問させていただいた「社員の9割が女性で、役員も社長以外全員女性」の会計事務所役員の方が、とても生き生きとしていて、その人達に、「子供を育てながらバリバリ働ける理由」を聞いたら「Why not ?(何がだめなの?)」ってニコニコして答えられたんですね。そこで、「あれ?確かに何がダメなの?ブレーキを踏んでいたのは、自分じゃない!他人にどう思われようが、私が楽しければ子供が笑顔でいれるならそれが正解!」って思うようになりました。自分らしく生きるには強い心が必要ですね。笑
(上段左から山田・華子 下段右・神徳さん)
チームのタスクを可視化したことで、子供と一緒に一週間ハワイに行ける体制に!
山田: 神徳さんは業務でkintoneをどのように活用されてるんですか?
神徳さん: よかったらうちのユニットで使っているkintoneを見てください!
華子: いいんですか!ぜひ!
神徳さん: 一番よく使うのが「Todo」アプリです。ポータルのお知らせ欄にも貼っていて、常にメンバーのタスク状況がわかるようになっています。詰まっているとすぐにわかります。
「Todo」アプリには並々ならぬ思いがありまして。子供の保育園から呼び出しがあったとか、急に熱をだしたとか。自分じゃコントロールできない、しかも急遽対応しないといけないタスクが舞い込んでくるのが子育てなんですね。そんな緊急事態が発生した時に、すぐに仕事を切り上げて子供のもとに行く必要があります。そんなときに仕事を整理整頓している時間や、丁寧に引き継いでいる時間はありません。自分のタスクを常日頃から整理しておけるのはもちろん、なにかあってもすぐに引き取ってもらえるような体制が必要だと思います。もちろん、自分が引き取ることもあるので、引き取るときに何を残しておいてもらいたいか。この想いを「Todo」アプリに込めているんです。
山田: チームのタスク状況を見える化できていて、メンバーの仕事状況がわかりやすいですね!すごい!
神徳さん: アプリで管理する前は、タスクについてのやりとりをチャットでしていたんです。チャットだと、誰が今タスクを何件持っているのか分かりません。また依頼する側も、期日やタスクを処理するための情報をきちんと伝えられていなかったりして、依頼された側が足りない情報を聞き出すためにチャットで聞いてやり取りを何度もしたり・・・
華子: なるほど・・!
神徳さん: 「緊急度・重要度」「最終完了日」「進捗確認日」などの項目の他に、プロセス管理機能を使っています。プロセス管理を使えば、そのタスクは今誰がボールを持っているのかが分かりますし、自分のポータルトップにも「未処理」が何件あるのかが表示されます。誰が誰に依頼したタスクが、何件あるのかもグラフで見ることができるので、「この仕事、今日までに終わらせて欲しいけど、依頼できる人いるかな?」というのが判断しやすいです。ほかにも、ルーティン業務の手順をすぐに登録できる機能もいれています。例えば、「船井デジタル道場」というサイトを運営しているのですが、ここに記事をアップするときの手順(URLは独自URLを設定したか、アイキャッチの画像は設定したかなど)などがルーティン業務に該当します。工程がたくさんあるが、毎日やるわけではないので、工程を覚えてられない。みたいな時ってありませんか。こういう業務にとても役に立ちますね。その他、顧客管理のアプリとも紐づけられるようにしているので、お客様から「以前お願いした・・・の件で」と言われて、(え、何のことだっけ?)みたいなことにならないようにとか、質問が来た日に担当した人が休みだった場合でも他のメンバーが対応できるようにしています。
タスク共有にこだわったのは、とにかく「担当に聞かないといけない」というのをやめたかったんです。こまめな情報共有には休みがいつでもとれるように、という意味合いもあって、家族で年に1回ハワイに1週間行く!と決めているのですが、コロナ前は行っていましたよ!
kintoneがあったからこそ、3人目を産もう!と決断できた
神徳さん: 実は今、3人目を妊娠中でして。
山田・華子: わ〜!おめでとうございます〜!
神徳さん: kintoneがあれば、どこからでも働けます。お客様とのコミュニケーションがオンライン上になり、メンバーのタスクの把握やお客様情報の確認もすべてkintoneでできますし、コロナでテレワークで働くことが世界的に珍しいことではなくなり、会社員でも在宅ワークで働くのが珍しくなくなった今、子育てしながらでも働き続けるだけではなく、キャリアアップも考えられるようになりましたね。この働き方ができるからこそ、3人目の決断ができました。もしkintoneがなかったら自分の働き方を変えることができなかったと思いますし、今みたいに働くことは無理ですね・・・。
山田: たしかに。私自身もコロナをきっかけに、ほぼ出社の働き方からほぼ在宅の働き方に変わり、子供を産んでからも働き続けるイメージを少しずつ持てるようになりました。毎日出社していたときは、時間的にも体力的にもキャリア的にも、身近な先輩を見ていても、働きながら子育てすることのイメージが持てず、不安でしたね。
神徳さん: 毎日kintoneで仕事をするって、バーチャルオフィスに出勤するような感覚です。船井総研自体は、リモート勤務メインの人もいれば、出社メインで働いている部署もあり多種多様です。私のように子育しながら仕事をする働き方をkintoneのバーチャルオフィスは大きく支援してくれますので、この柔軟な働き方を可能にするオフィスの選択肢をより多くの企業に知っていただいて、両立して働く人が増えれば嬉しいなと思っています!
自分軸を大切に、やりたいことをやってみよう!
華子: 最後に、仕事とプライベートの両立に悩む女子へのメッセージをお願いします!
神徳さん: こういう話をすると、「神徳さんみたいにパワフルにはできません!」って言われることもよくあります。笑
実は自分がパワフルだと気づいたのはここ数年で、その時々にただやりたいことをやってきただけなんです。笑
みなさんも、「やりたいことをやるために、やらないといけないことがある」という状況になることがあると思うんですが、やりたい気持ちが強ければ、いつのまにかやらなければいけないことがやりたいことになっているんじゃないかなとおもいます。
「世間がこう言ったからこうすべき」「人はこうしている」に惑わされるのではなくて、「やりたいことはなんだろう?」と考えて、自分軸で生きられると楽しいと思います。
世の中の「いいお母さん像」を自分に押し付けて苦しくなった時期もあったんですが、「私はやりたい仕事をやって楽しくにこにこ過ごせている。それを見た子供たちが、「お母さん楽しそうだな」と思ってくれるのであれば、自分の軸ではそれが理想のお母さんだ」と考え方を変えると楽しくなりました。子供を育てるのは、ほんとに大変ですが、育児は育自の要素が強いです。子供がいなければ、今の私はないので、3人目産んだら私はまたきっと進化しちゃうな!と楽しみです。
おふたりのセッションの話の中にもあったと思うのですが、まだまだ日本は男社会が根強いです。そんな中で、私が言えること、出来ることは諦めずに取り組んで、うまくいったらその取り組みを広めてもらって、子供たち世代の時には「そんな時代もあったんだ!」という社会ができているといいなーと思います。
思ったようにうまくいかないことも多々ありますし、想いが強い分がっかりしたり憤りを感じることもあります。言われたこと、与えられたことだけやっていれば、気持ちをすり減らさず「もっと楽に生きられるのに」って思うこともありますが、毎日子供たちを見ていると諦めたら子供たちの未来にしわ寄せがいく。と思うと、頑張れます!ぜひ、一緒に、仕事も子育ても我慢しないでいい社会が作れたらと思います。
山田: 神徳さんの笑顔の奥に、葛藤と、悩みとそれを乗り越えた強さを感じました!神徳さんのように子育てもキャリアも自分らしく両立できている人が身近にいる、ということを知れるだけでも、下の世代やこれから妊娠出産を考える私たちの世代にとっては、とても心強いことだなと感じました。
華子: ついつい、自分は神徳さんみたいにパワフルにできない!と思ってしまいそうですが・・・まずは身近なことを「世の中軸」ではなく「自分軸で考える」から始めてみたいとおもいます。「やりたいことはなんだろう?」と考えるのは自分にもできそうとおもいました!
パワフルで熱いメッセージ、ありがとうございました〜!
私たち「きとみちゃん」チームと話してみてもいいな、kintoneを使ってみて業務改善してみたいなと思った方、こんなことしたら楽しそうなんじゃない?というアイディアをお持ちの方いらっしゃいましたら、下記フォームからご連絡お願いします♪
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