【hiveびと】背中を押された kintone hive エントリー 登壇後に見えた景色
「hiveびと」では、これまでにkintone hiveに登壇してくださった方にインタビュー。「なぜkinotne hiveにエントリーしようと思ったのか」や「登壇することでどんな変化が起こったのか」について生の声を伺っていきます。
今回お話を伺ったのは、kintone AWARD 2021グランプリ、相互電業株式会社の今野愛菜さんです。
------今野さん、ご無沙汰しています。今野さんといえば、愛犬・茶々丸ともっと一緒に過ごしたい!からkintone活用を進めたエピソードが印象的ですが、その後、茶々丸はお元気ですか?
はい、元気です。一緒にキャンプに行ったりして楽しく過ごしています。最近ではkintone Café 帯広にも一緒に参加したんですよ。
------kintoneの帽子!!かわいいですね。kintone AWARD 2021グランプリ受賞おめでとうございました。今野さんがkintone hiveにエントリーしたのはどんなことがきっかけでしたか?
kintone AWARD 2020に登壇された株式会社アミックスコムの安藤さんに刺激を受けたのがきっかけでした。アスミックスコムさんがケーブル工事の会社で、相互電業は電気工事の会社。似たような業種でkintoneを使っている、ということで以前からtwitterを通じて情報交換をしていました。知り合った当初は同じくらいの活用度だったのですが、安藤さんはあっという間にレベルアップしていって中部地区代表としてkintone AWARDにまで出場していてすごいなと思いました。しかも毎日とても楽しそうに取り組んでいらっしゃったのが印象的でした。
kintone AWARD 2020 株式会社アミックスコム 安藤様の講演の様子
https://logmi.jp/business/articles/323591
------身近なkintoneユーザーの安藤さんの登壇がきっかけだったんですね。
そうです。私は社内で日報アプリを押し付けてしまったりして、kintoneの活用がうまく進まないことが多い時期でした。安藤さんがkintone hiveやAWARDで困っているところから踏ん張って前に進んでいったことを発表している姿にすごく勇気をもらいました。そして自分が経験したことを共有することで勇気を与えられるってとても素敵だと思いました。
------では2021年kintone hiveには満を持してのエントリーだったのでは。
実はエントリーするかどうかギリギリまで悩みました。kintoneで業務改善することに失敗して凹んでいたところから少し立ちなおりかけていたタイミングだったので。「エントリーを迷っています」と安藤さんに相談したら、背中を押してもらったんです。それでようやくエントリーする覚悟を決めました。
------実際のkintone hiveはいかがでしたか。
kintone hive sendaiは観客なしのオンライン配信だったので、あまり緊張せずに臨めました。でも幕張メッセのkintone AWARDはステージも会場も大きいし、観客の方も多かったので緊張しました。
カメラを見てれば少しは緊張が和らぐかなと思ってカメラを見るようにしていました。でもプレゼンテーションが進んでいくと、観客の方が私の話を一緒に楽しんでくださっているのが伝わってきて、とても嬉しかったのを覚えています。
------kintone hiveに登壇して今野さんにとっていいことはありましたか?
いろんな方と出会えたのが一番ですね。他の登壇者さんやサイボウズの社員さん、kintone コミュニティの方とのつながりも広がりました。自分でも視座が上がったなと思います。
------視座が上がった、というと?
kintone hiveに登壇する方は、私のような社員もいれば、経営者の方もいらっしゃって、いろんな視座を学ぶことができます。視座が違うとkintoneの活用方法も違ってくるので、それを聞くのがとても楽しいです。
kintone hive sendaiでご一緒した飯塚産業の市川さんとはSNSで近況を報告したり、ご自宅にお邪魔したり公私ともに仲良くさせて頂いてます。
アドレス株式会社の小林さんとは、同じ研修に参加しています。社外の人と一緒に学び合い、刺激しあえる関係を作れるなんて本当にありがたいと思っています。
<kintone hive sendai 2021の様子。左から小林さん・今野さん・市川さん>
------それは素敵なご縁ですね。社内での反響はどうでしたか?
私がkintone AWARDに出場したり、グランプリを獲ったことで、会社のメンバーの自信が爆上がりしました。「自分達が使っているkintoneがこんなに評価されるんだ!」って、社内の活用意欲の盛り上がりがすごかったです。
「この業務をkintoneアプリで管理したい。Excelで一度イメージを作ってみるから、どうやってkintone化できそうか相談させて」と言って企画書を持ってきてくれるようになりました。
------それはすごいですね。
そのほかにも社長が参加している経営研究会、中小企業同友会で事例の共有や、自社に落とし込むための勉強会が開催されるなど、反響は思っていた以上に広がっていると感じます。
もともと自由に仕事をさせてもらっていたのですが、kintone hive やkintone AWARDを経て、チャレンジさせてもらえる幅が広がりました。担当業務も経理とkintone構築だったのが、だんだん経営戦略に関わるような仕事に関わらせてもらえるようになりました。私自身ももっと勉強して会社をよくしたい!とやりがいを感じています。
------経理から経営戦略まで、まさに視座が広がったんですね。具体的にはどんなことに取り組まれているのですか?
お客様・会社・社員みんなが幸せになる事を目指して試行錯誤しています。その中で、社員一人一人が望む自由な働き方や福利厚生を充実させていきたいと考えてます。
そのためには、流れの良い業務フローや数値の分析と活用が必要だと考え、外部研修へ積極的に参加しています。学んできたことは社内でワークショップを開いて共通の言語を作り考え方を広めたり、実際の数値を使って分析や提案をしています。
------今野さんの活躍されている様子が目に浮かぶようです。そんな今野さんからこれから登壇を考えている方へのぜひメッセージをお願いします。
正直、エントリーした時点では、ものすごい成果が出ていたわけではなかったし、会社の雰囲気もよかった訳ではありませんでした。
「会社で起こっている事実をkintone hiveで紹介してみよう」というところからスタートしたんです。その準備として社内でkintoneについてヒアリングしてみたら、私の知らないところで、kintoneが役に立っていたり、思っていたより業務改善できていることがわかりました。同時に、「もっとこうしたい」「こうだったらいいな」という声が集まってきて、プラグインを追加するきっかけになりました。
------エントリーに向けてヒアリングしてみたら思いがけない発見があったということですね。
そうなんです。エントリー後、kintone hive sendaiに登壇決定してからは、さらに社内から声やアイデアをもらえるようになりました。
私もそうでしたがエントリーするのって悩みますよね。でも悩むってことは共有したい何かがすでにある ということ。だから エントリーシートを実際に書きながら、一度社内にヒアリングしてみるのをお勧めします。その時にいいことが起きるかもしれませんよ。
------今野さんの言葉に背中を押される人が出てくるかもしれませんね。ありがとうございました!