コミックマーケットに企業ブースを出しました!

残暑お見舞い申し上げます。お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか?
さて今回は、とても暑いこの夏に、とてもアツイイベントコミックマーケットに企業ブースを出したので、その報告をしたいと思います。

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コミックマーケットって何?

コミックマーケットとは

「コミックマーケット準備会」が主催するマンガ、アニメ、ゲームその周辺ジャンルの自費出版(同人誌)の日本最大の展示即売会です。 東京ビックサイトで年2回(お盆3日、年末3日)開催され、3日間で約50万人が参加する一大イベントです。

同じビックサイトで春に開催された「Japan IT Week 2018 春」の3日間の来場者数が、10万人強だったそうなので、その5倍ぐらいになります。

※コミックマーケットについてはこちらをご参照ください。

コミックマーケット94開催概要

今年の夏のコミックマーケットは以下のとおり開催されました。

・期間:8月10日(金)~12日(日)までの3日間
・場所:東京国際展示場(東京ビックサイト)

IT企業のサイボウズがコミックマーケットに出展したワケは・・・

今回私たちが、コミックマーケット(以下コミケ)に企業ブースを出展したのは「参加するエンジニアに、同人サークル活動にも活用できるkintoneという製品名を知ってもらう」ためです。


アニメやゲーム、コスプレといったイメージが強く、来場者も趣味を楽しむ場として参加するイベントに、何故サイボウズがブースを出したのだろうか?と思われる方が多いと思います。私も数年前までは、サイボウズがコミケにでるとは想像もしていませんでした。

転機は2年ぐらい前から始めた技術書典への出展です。このイベントは技術系の同人誌の販売が主となっているため、サイボウズでも新たにkintoneの技術同人誌を作成しました。詳細については、こちらのブログもご覧ください。

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このkintone技術同人誌が思った以上に好評で、コミケにも出ないの?という声に押されて調べてみると、コミケには、技術書典に参加しているサークルも参加していることもわかりました。

また、アニメやゲームなどのサブカルチャーを愛する方々の中には、エンジニアも多いのではないか?という仮説をもとに社内で議論した結果、それならば、まずはやってみよう!ということになり、出展を決めました。

コミケをkintoneで盛り上げよう!

出展は決まったものの、ビジネス系イベントにブースを出すのとはだいぶ勝手が違ううえに、企業ブースでは「同人誌」を販売できないなどの制約があることもわかり、何をやろうか?というところから悩みました。とにかく、コミケの場に馴染み、イベントを一緒に盛り上げられるようなものにしたい!という思いで検討を始めました。

オリジナルキャラクターの作成

そこで、過去にコミケに出展したアニメやゲームなどに関連のない企業の事例をみてみると、多くはコラボするなどして何かしらのキャラクターグッズを販売していました。

しかし私たちには、すぐにコラボできるようなコンテンツもなかったので、kintone技術同人誌の購入者特典としていた「kintoneちゅーとりある」のキャラクターを使ったグッズを作ることにしました。

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ブースでやったこと

1.無料配布

暑さが話題になるイベントなので、ブース前ではチラシ配布の代わりに、働き方改革のkintoneうちわをコミケ向けにアレンジしたものを配布しました。ブースの位置も良かったためか、3日間すべてで午後早い時間に、1,600枚強(1日あたりの配布目標数)がなくなりました。

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その他、kintoneの基本を説明する「kintoneちゅーとりあるVol.1」や、同人サークルにおけるkintoneの使い方を書いた「kintoneちゅーとりあるVol.2」、さらには非営利の団体であれば申し込みできる「チーム応援ライセンス」の案内カードも配布しました。

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2.アンケート

また、属性を尋ねる簡単なアンケートを行い、回答者には抽選でミネラルウォーターかウェットティッシュを差し上げました。実は「社会人」「エンジニア」「学生」「その他」から一つを選ぶだけで、回答には2~3秒しかかかりません。そのため「え?これだけでいいの?それでプレゼントもらえるの?」という反応が多かったです。

最終的には、3日間で2,000名弱の方にご回答いただきました。

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3.キャラクターグッズ販売

以下のグッズを販売しました。

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1日10個限定で販売したスキットルやRaspberry Pi Zeroケースが思ったより売れ行きが良かったです。

響芽生(緑)のグッズが初日より2日目に売れた、というように、日によって人気の高いキャラクターに差が出たことが興味深かったです。もしかしたら、サークルブースは日替わりでブースが入れ替わり、日ごとにジャンルが異なるため、来場者層が変化したことが影響したのかもしません。

※無料配布や販売グッズについての詳細は、イベントサイトをご覧ください。画像付きで紹介しています。

無料グッズが大人気!イベント中の様子

どんな反応が返ってくるかまったく想像もできないなか、8月10日(金)午前10:00、お目当てのブースに一目散で向かう人の流れに圧倒されることから始まりました。はじまってしばらくは見向きもされなかったのですが、徐々にうちわを受け取ってくださる方が増え、お目当てのブースを回り終わったころから、ブースの前で足を止めてくださる方が増えました。

結果的に、無料配布やアンケートは3日間通して好調で、特に無料配布物に関しては、用意した殆どが当日中になくなり、アンケートに関しては、なんと行列ができる時間帯もあるほどでした。

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一方で、グッズの販売は、思ったほど伸びませんでした。来場者の購買意欲の高さから、グッズであればkintoneを知らなくても使えるので、製品を知らない人でも買ってくれるのでは、と見込んだのですが、この点は逆の結果になりました。

ブースにお立ち寄りいただいた方たちの声

ビジネス系イベントでないイベントで、ビジネスツールであるkintoneを出すことにどんな反応があるか、一抹の不安もあったのですが、Twitterの反応も含めてネガティブな反応がほとんどなくホッとしました。


会場でお話しさせていただいた方たちの声をいくつかご紹介させていただきます。

・え?あのサイボウズ??
・サイボウズさん面白いことするね!
・kintoneを職場で使っていますよ、同人サークルでも確かに使えますね。面白い!!
・kintone売っています。
・企業がブース出すにはどうしたらいいの?
・kintoneと製品について詳しく教えて
・サイボウズLiveを使っていたのだけれど今後どうしたらよいか?

コミックマーケット94がおわって

総括や細かい振り返りはこれからですが、3日間本当に楽しかったのです!
人種の年齢も様々な方たちが、あれだけの人数集まるイベントはそうそうないですし、その一人ひとりの晴れの舞台になるよう主催者、出展者、来場者みんなで作り上げているというところがとても素晴らしいイベントだと思いました。

私たちの今後の活動はこれから決めていきますが、この経験をつなげていきたいと考えています。

出展までにご協力いただいた方、ブースにお立ち寄りいただいた方、SNSで発信してくださったすべての方に御礼申し上げます。ありがとうございました!

さいごに・・・
これからも、開発者の集まるイベントでkintone技術同人誌の販売をする予定です。新刊もどんどん出します!
販売に関する情報は、cybozu developer networkで告知しますので、ぜひご確認ください!


技術者向けサイト

「cybozu developer network
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・5ユーザー、1年間無償の開発者ライセンスを申し込むことができます。
・Tipsやサンプルの動きを確認できるデモサイトを利用することができます。
・HTTP Client Tool for kintoneを利用することができます。