【hiveびと】「プロ雑用」の飛躍。出てみたら人生が変わった

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「hiveびと」では、これまでにkintone hiveに登壇してくださった方にインタビュー。「なぜkinotne hiveにエントリーしようと思ったのか」「登壇することでどんな変化が起こったのか」について生の声を伺っていきます。

今回は、kintone AWARD 2019 関東地区代表に選出され、「プロ雑用」として注目を浴びている、アソビュー株式会社 小林 信也さんにお話を伺いました。

------小林さん、AWARDから1年以上経ちましたが、最近はいかがお過ごしですか?

お陰様でいろんな方から声をかけていただくようになりました。 実は今、アソビューのほかに、株式会社MOVEDという会社でパラレルワークしていまして。(笑)kintoneを使って色々な企業の業務改善をサポートする仕事をしているんです。

------アソビューの「プロ雑用」からみんなの「プロ雑用」に!すばらしいですね。

私も驚いています。(笑)でも今こういった活動ができているのは、kintone hive 2019にエントリーしたことがきっかけだと思います。

------そんな大活躍の小林さんに、ぜひkintone hiveにエントリーされた経緯を伺いたいです。

私がkintone hiveと出会ったのは、新木場のSTUDIO COASTで開催された2018年のkintone hive tokyoでした。ライブハウスがとても熱気にあふれていて、「こんなITイベント、見たことない!」と思いました。

hivebito-2-1.jpg <kintone hive 2018 tokyoの様子>

その後、kintoneの勉強会やCybozu Daysに参加していくうちに、イベントの楽しさと参加しているkintoneユーザーの方々の生き生きしている様子に刺激を受けまして...。(笑)

そのことを社内のメンバーと話していたら、ある時「小林さん、エントリーしたらいいじゃないですか。きっと他の人の参考になりますよ。」って言われたんです。ちょうど会社でkintoneでの業務改善の成果が出てきた頃でした。それで2019年1月にエントリーしました。

------1年越しでのエントリーだったんですね。発表するテーマはもう決めてたんですか?

実はエントリーした時点では、テーマを決めていなかったんです。エントリーシートには、kintoneを使って業務改善したことを時系列でひたすら入力しました。

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------当時のエントリーシートを改めて拝見しました。kintoneが無法地帯化していたところから、それを再生していった小林さんの自叙伝のようでしたね。(笑)

はい。そのエントリー内容を見たサイボウズの方から訪問したいという連絡をもらって、色々とお話しました。アプリアイコンの作り込みの話をしたら、「すごい!ここまでやっている人見たことないです!」って言ってくださったんです。やり取りしていく中で「あ、こういうことを話せばいいんだな」っていうことがわかってきて、だんだんと登壇イメージが湧いてきました。

hivebito-2-2.jpg  <kintone hive tokyo 2019でもkintone導入からのストーリーを語った>

------そうだったんですね。確かにエントリーされる方にも、最初からテーマを決めている方と、やりとりしながらテーマを練っていく方、色々なスタイルがあります。小林さんは、登壇に向けて、その後どんなふうに準備されましたか?

それまで社内向けに企画やプロジェクトの説明をすることはあったんですが、イベント登壇の経験はありませんでした。なので「登壇」「発表」で検索して出てきた動画を片っ端から見て、勉強しました。自分が見ていて「このプレゼンは響く!」と思ったものを参考にして、話し方のイメージをして、それに合わせて資料を作っていきました。そして作った資料を社内のメンバーに見てもらって、レビューしてもらったりもしました。

あと、事前リハーサルで本番に近い形で話す機会があったのはとてもよかったですね。リハーサルでは全然うまく話せませんでした。(笑)でもそのおかげで本番向けてしっかり準備ができて、本番は想定以上にうまく話すことができました。ぶっつけ本番ではいい結果にならなかったと思います。他の登壇者の方々も「リハーサルがあってよかった」とおっしゃってました。

hivebito-2-3.jpg  <kintone hive tokyo 2019本番で登壇する小林さん>

------そういっていただけると私たちも嬉しいです。kintone hive 登壇後、何か変化はありましたか?

思っていた以上に多くの方が「プロ雑用」というキーワードに共感してくだったようで、一気に交友範囲が広がりました。眠っていたTwitterアカウントを動かし始めたら、知り合い40-50人だったフォロワーが一気に300人くらいに。(笑)kintoneユーザーの方だけでなく、企業の情シスの方にも声かけてもらうようになって、最近では2-3ヶ月に1回くらいのペースでセミナーやイベント登壇の機会をいただいています。そういうありがたいご縁が広がっていって、MOVEDへのジョインにもつながりました。

前々から「情報はより多くのアウトプットした人に集まる」という話は聞いていたんですが、kintone hiveに登壇することで、まさにそれを体験した感じです。この経験で自信がついたので、それ以外のコミュニティでもアウトプットしやすくなりました。アウトプットする機会が増えたことで、さらにたくさん情報が集まってきて、ご縁が広がっていく、という好循環につながっていると思います。

アソビューではもともと社員が社外で登壇することを推奨していたのですが、私のkintone hive登壇がきっかけになって、「自分も登壇チャレンジみよう!」と思う若手メンバーやエンジニアが増えたと聞いています。

------それは楽しみですね!では社内の若手の方も含めて、kintone hiveへの登壇を考えているみなさんにメッセージをお願いします。

「出ようかどうか迷っているなら出てみよう!」とお伝えしたいですね。私は、人間は行動することに一番価値があると考えています。行動すれば、何かしら結果につながるし、世界が広がります。私自身、kintone hive に参加することで、本当に目の前がパーッと開けていく感覚がありました。人生のターニングポイントになったと思います。

------最後に、小林さんにとってkintone hiveってなんでしょう?

「お祭り」でしょうか。文化祭とかに近いイメージで、終わった後の爽快感がすごいです。それから、利害関係がない人たちとつながることができて、一体感も共有できる。社会人になるとそういう機会ってなかなかないです。仕事だけでは味わえない楽しさがあります。2019年の登壇メンバーは仲が良くて、今でも一緒にバンジージャンプなど遊びにいく仲間になりました。他のビジネスイベントにはない、kintone hiveならではの出会いだと思います。

hivebito-2-4.jpg  <kintone AWARD 2019 ご登壇メンバー>

イベントとしても毎回新しいことにチャレンジされていて、何度参加しても、新しい発見があります。そこが本当にすごいですよね。これからもいろんな業界・企業のkintone活用事例に出会えるのを楽しみにしています。

------これからもみなさんに楽しんでいただけるようがんばります!ありがとうございました!

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