働く上で「女子限定」なことってあるのかな?20代働くについて考えた【オンライン女子プロ】

お久しぶりです。山田です。
手洗いはハッピーバースデーソングを2回分の長さがよいそうですよ〜♪
6回目の女子プロブログです!

「ホップ☆ステップ きとみちゃん」はもう読んだ??

突然ですが、みなさん、ナウでおしゃれなお仕事まんが「ホップ☆ステップ きとみちゃん」はもう読んでいただけましたか???まだの方!このまんが、面白い自信があるので、ぜひよんでほしいです!

▼ホップ☆ステップ きとみちゃん
https://kintone.cybozu.co.jp/jp/kitomi/

(まって...すでにかわいくないですか?!)
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ちょっとレトロ、ちょっと大げさに描いているようなまんがなんですが、
主人公の日本橋で働いているOL、28歳の「きとみちゃん」という主人公がおしごと頑張って奮闘する物語になってます☆

そして、はい、実はこの主人公「きとみちゃん」は、「女子プロ」の過去5回のインタビュー、そして全国のはたらく女子にアンケート調査をして誕生したのです!(パチパチ)

『わたし、定時で帰ります。』の原作者とコラボしたってよ。

それから、それから、昨年の秋頃開催したサイボウズ自社イベント「Cybozu Days」では、吉高由里子さん主演で多くの人が共感したドラマ『わたし、定時で帰ります。』の原作者で作家の朱野帰子さんと、「20代はたらく若者のリアル」をテーマに対談させていただきました。こちらもみなさまのご協力のおかげです(パチパチ)

仕事も頑張りたいけど、プライベートも全力で楽しみたい!
・・・あれ、ライフイベントから逆算すると意外と時間ない?
学生でも、女性リーダーでも、ワーママでもない私たちがストレスフリーに働くって、どうしたらいいんだろう?

なんで「バリキャリ or ゆるキャリ」の二択になっちゃうんだろう?
過去の女子プロブログで語ってきたようなことを、「わた定」原作者の朱野先生と対談でお話しています。こちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです☆

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▼前編:なぜ氷河期世代は命を賭けてまで仕事をするのか?

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』原作者が語った、"働き方改革"の本質
https://logmi.jp/business/articles/322354
▼後編:長時間労働者は承認欲求モンスターに憑かれているーー

『わたし、定時で帰ります。』原作者が感じた、"定時上がり"に対する世間の偏見
https://logmi.jp/business/articles/322355





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そんな私たちですが、今日は久しぶりに女子プロに協力者が現れたので、お話を聞いてきました!沖縄ではたらく24歳の新垣さんです!

もうすぐ結婚。沖縄の24歳新垣さんが"働く"について考えるようになったきっかけ

新垣さん: はじめまして!私、沖縄県那覇市にある(株)富士葬祭という葬儀社ではたらいています、 "あらかき"です。よろしくお願いします☆

山田・華子:新垣さん、はじめまして!!ひさしぶりのご応募でうれしいです!今日はオンライン初開催です!よろしくおねがいします!(2019年夏より参加中の新メンバー華子は初登場です)

新垣さん: 私も、ワーママでもリーダーでも女子高生でもない、24歳の女。いったいどの層にあたるのか悩んでました。過去の女子プロブログを読んで、考え方にすごく共感しました。近々結婚する予定なので、とくに「つわりの記事」は気になりましたね。

山田・華子:わぁ!ご結婚おめでとうございます!!!

新垣さん: ありがとうございます(//∇//) 
30歳くらいで結婚かな〜、なんてぼんやり考えてたんですが、自分が思っていたよりも早く決まりました。国際結婚なんです。オランダ人。

山田:国・際・結・婚!!!オ・ラ・ン・ダ・人!!すでにすてきです〜(//∇//) 

新垣さん: ありがとうございます(笑)
5年後に想定していたライフイベントが突如やってきて、これから産休・育休があるかなと想像してみると、余計働き方について考えるようになりました。オランダに引っ越す選択もあるかもしれないですし。

山田・なるほど、ライフイベントが働き方考えるきっかけになることは多いですよね。

新垣さん: そうなんですよ。あと、わたし現在2社目、前職は沖縄マラソンの事務局をしてました。いまの仕事は入社して半年くらい経ちましたが、ときどき、パニック発作を起こしてしまうことがあり、そういった理由もあるので今はパートタイムで働かせていただいています。いろいろと"働く"について考えるきっかけが多かったのです。

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沖縄県に満員電車はないけど、車の渋滞がひどい

山田:なるほど、そうだったんですね。お仕事についてもう少し伺ってもよいですか?

新垣さん: はい、もちろんです!いま葬儀屋の経理の仕事をさせていただいています。kintoneも一部つかってるんですよ〜!最近わたしがkintoneの担当になりました!

山田:おおおお、ありがとうございます!

新垣さん: 弥生会計とkintone、あと、お客様は高齢者が多いので紙のコミュニケーションもまだまだ多いですね。今後kintoneを活用できる範囲をもっと増やして、業務効率化だけでなく、ミスも減らしたいなと、考えています。紙から転記するって、どうしてもミスが起きやすいですよね〜

山田:紙をkintoneに置き換えられれば、かなり業務効率化できそうですね!
ちなみに、ちょうど今新型コロナの影響でサイボウズは時差出勤や、在宅勤務が推奨されるようになったんですが、新垣さんの会社ではいかがですか?

新垣さん: どうしてもお客様が来店して対応する仕事が多いので、今のところ在宅勤務している社員はいないですけど、会社の中のカフェっぽいところで仕事することはあります!
時差出勤でいうと、沖縄県は満員電車はないんですが、通勤時の車の渋滞はひどいんですよ。。。。

山田:うわ...それは大変ですね...(観光地のイメージしかない...)

新垣さん: そうなんです。。。なので、時差出勤できると改善できそうですよね。そうなってほしいです。

働く上で、女子限定なことってあるのかな?

華子:働く上で新垣さんが考えていることってありますか?

新垣さん: 最近は「働く上で、女子限定なことってあるのかな?」と考えています。たしかに、働いている時間に生理痛が辛いときは、女性同士で連携したくなりますが。

"一応"現代は、男女平等ですし。給料や昇進に差があるとも、思わないです。

ただ、弊社の経理は女性が多いんですね。内勤だからなのか、女性だからなのか、分からないですけど、社内の雑用係をやることが多いんです。お茶汲みとか、ちょっとしたトイレ掃除とか。

華子:それはちょっと、考えちゃいますね。もしかして女だから頼まれてるかも?!って。

新垣さん: はい。ただ、本当にそうなのかな?って思うこともあって。気が利く女性が多いんです、弊社の経理には。だから 気が付いてやっちゃうのかもしれないです。
あと、先輩が「『やらされているって考えるよりも、できるチャンスが多い』って思えば、チャンスが多くてラッキーじゃない?」って言っていて、たしかにそれもそうだな、と思いました。嫌な仕事ならあれですけど、気が付いてやりたいことなら良いと思います。

華子:なるほど。
女性特有といえば、生理以外にも、産休・育休で1年ほどお休みする女性が多いですよね。男性の育休も増えてきましたが。弊社社長(彼もイクメンでした)が「産休はキャリアのストップじゃなくて、スキルアップだ」って言ってたんですが、似てますね。経験できるチャンス、スキルアップのチャンスと考えると、感じ方が変わりますよね。

新垣さん: ですね。

華子: ちなみに、世間には、「産休・育休直後はお給料がガクンと下がってしまい上がりづらい」「時短だからお仕事お任せさせてもらえない」「時短勤務を同僚に快く思ってもらえてない」会社もまだまだ多いようで、私の友達の会社も現状はそうだといっていました。

お話聞いていて、働く上で男女に差はないけれど、ライフイベントがきっかけで待遇が変わることも少なくないのかなと思いました。とくに女性は産休・育休で長期間休むケースが、男性よりは多いですよね。

新垣さん: ちなみに、数ヶ月前くらいから会社で「男子トイレの掃除を、女性がしなくてもいいよ」って号令がでまして。なんだか男子トイレは掃除していなさそう、とちょっと心配です(笑)

華子:(笑)
たまたま、トイレ掃除が好きな男性がいなかった、という感じですかね(笑)トイレ掃除が苦手な女性だって、いますしね(笑)わたしは得意じゃないです(笑)

新垣さん: ですね(笑)

性別よりも感じる、年代によるギャップ

新垣さん: 性別による違いよりも、年代による違いを感じることはよくあります。

山田:どういったエピソードがありますか?

新垣さん: 沖縄県は親世代から共働き家庭が多いので、結婚しても働くことに何かを言われることは少ないんですが。父に「料理はできるのか?」「結婚したら料理のスキルは必要だ」と言われた時は違和感でしたね。兄にはそんなこと言ってなかったので。

山田:なるほど。あるあるですね。
冒頭でご紹介した「わた定」との対談記事も「20代若者」と「氷河期世代」の価値観の違い・対立を紹介していて、びっくりするくらい真逆の考え方なんですよ...。働きはじめた時代で考え方は変わってきそうですよね。

新垣さん: そうですねぇ。答えはまだないですが、いろいろ考えちゃいます。

きとみちゃんを読んでみて、kintoneを使ってみて思ったんですが、業務を効率化してストレスフリーに働くってことは、"女性"に限った話じゃないと思いました。男性も、おじさんもおばさんも、LGBTQも、色んな目線で改善できることあるよなぁ、って思います。

山田:そうですね。私たちもそういった目線で、より多くの人がストレスフリーに働けるような未来を目指して(すごい大きいこといってる笑)、今後も活動続けていきたいと思います!

山田・華子:今日はありがとうございました!

編集後記

新垣さんと対談したあとに、自分たちの活動を客観的に考えてみました。女子だけで集まって、女子が女子の意見に賛同してる姿見ると、自分が女子であってもやや敬遠してしまうことがあるなと気がつきました。
「フェミニズム」という言葉にネガティブなイメージを持ってしまう人がいるのは、そういうことなのかも? と。まだまだ現状は、女子が女子を賛同している様子しか目立ってないのかもしれません。
今まではテーマを女性に限定して「働く上で、"女子限定"なことってあるのかな?」と女性の働き方を考えてきましたが、性別を「限定」することが逆に女子を特別視しているような気がして、これはやりたいことと違うと、思いました。

と、いうことで、今回から「女子プロ(名前も変更したいな)」ブログのヒアリング対象を、「20代はたらき人」に広げていきたいと思っています!いままで女子に聞いてきたことを、対象を広げて聞いてみたいと思っています!

みなさま、引き続きどうぞよろしくおねがいいたしまーす!