【となキン】kintoneでシステム投資回収年月を-150年!「北陸にもっとkintoneを広めたい!」ラポージェ様
こんにちは、山田です。
先日11月9日、10日に幕張メッセで開催した自社イベント「Cybozu Days」では"生"突撃☆となりのkintoneを実施、kintoneユーザー様の生の声を聞くことができました。みな様のおかげで、となキンも盛り上がっています♪いつもありがとうございます!
今回は着物の加工から、機械開発まで行う株式会社ラポージェの白石さまと櫻打さまに突撃☆インタビューさせていただきました!
(左:和っサイクル振袖、右:カーテンセット機プリーツフォーマ)
高価な業界専用システムの代替としてkintoneを選択
−本日は富山からわざわざ日本橋までお越しいただきありがとうございます!着物の加工をされていることもあり普段からお着物なんですね!ステキです!
「今日は東京で着物のイベントがあったので^^ また、取材の前に『kintone Café Japan 2016』にも参加しました。富山でも『kintone Café』を開催してもっと北陸にkintoneを広めたいんですよね〜!」
(※kintone Café:kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティです。)
−おお!ありがとうございます!kintone愛を感じます。
kintoneを知ったきっかけはなんだったのでしょうか?
「もともとは既存のオンプレミスのシステムを使っていたのですが、古いシステムなのでしょっちゅう不具合が起きていました。着物のお仕立ての納期は決まっているのに、システムが止まると1日仕事が動かなくなるほどでした。また、北陸は雷が多く、その影響でサーバーがダウンすることも少なくありませんでした。」
−ええ!雷でサーバーが落ちることもあるなんて、、それは大変ですね。kintone以外のサービスは検討しましたか?
「当時から雷の影響も鑑みて、システムのクラウド化は検討していました。着物加工という特殊な業界なので自社にピッタリ合った既存のシステムもなく、専用のシステムを構築しようとシステム会社さんにお見積もりを出してもらったんですけど、、、」
−どうでした?
「自社の利益と比べて試算したら、そのシステム投資を取り戻すのに150年かかると分かりました。」
−ええ!それは、孫の孫の世代までかかってしまいますね!!
「そうなんです。システムがなくなっては困るけど、膨大なお金をかける余裕はないですし、旧システムはいつ壊れてもおかしくない状況。。窮地に陥り2ヶ月くらい悩みました。いろいろ調べていくうちに、データベースを管理できるシステムがあればなんとかなるのではないかいう結論にいたりました。エクセルでなんとかしようと思った時期もあったのですが、インターネットで『クラウド データベース』を検索した際にたまたま『kintone』を見つけました。」
着物加工の生産管理にkintoneとプリントクリエイターを活用
−kintoneはどのような用途で使われているんですか?
「kintoneでは主に『生産管理』をしており、お客様の名前、身長など、寸法、工程などをまとめて管理しています。1本の反物で1件のレコードを追加し、すべての工程管理を1レコードに集約しています。また、商品とともに工場を流れる社内用伝票は『プリントクリエイター』を使ってボタンひとつで帳票出力しています。」
−現場の方の反応はどうでしたか?
「不具合が多いとはいえ、やはり旧システムに慣れている人が多かったので『kintoneに登録して!』と言っても、なかなか登録してくれず苦労しました。しかしkintoneに情報が溜まるようになってからは、『あの情報どうなってたっけ?』『あの案件は?』といった探し物も全文検索で1発で探し出せるようになり、徐々に便利さが伝わっていきました。以前は過去の情報を照会しようと思うと、印刷した紙の伝票の束の中から1枚1枚めくって探さなければならなかったので、一苦労だったんですよ。」
−やっぱり最初は少なからず反発が起きますよね。
「そうこうしているうちに、ついに旧システムは落雷によりダウンしたので、強制的にkintoneに移行することになりました。(笑)」
−(笑)
kintoneのおかげでシステムは難しくない!たのしい!と思えた
−kintoneについて北陸のみなさんに伝えたいことがあれば教えてください!
「システムって難しいと思ってました。ですが、kintoneは違いました!kintoneを使えばパソコンが苦手なわたしたちでも欲しいシステムを作ることができます。北陸には私たちのような小さな企業も多いので、そういう企業にこそ知ってほしいです。」(白石さん)
「kintoneはたのしいです!今までのシステムは我慢するしかありませんでした。15年間我慢し続け、今ようやくkintoneでやりたいことができているのでとても嬉しいです。」(櫻打さん)
当初は興味の示さなかった総務部門も最近kintoneを活用しようと動き出しているとか。
「会社の誰もが社内の情報を見られる状態が理想です。機械開発部門がkintoneを使ってくれたら社内全体を把握する必要のある総務部門の方も助かるので、今後は全社にkintoneを広めたいなと思っています。」
−機械開発部門???
「あ、うちは着物を作りながら、機械開発をする部門もあるんです。着物の機械も自分たちで開発しました!」
−ええ!!すごく面白い会社ですね!「kintone café 富山」も楽しみにしてます!