【突撃☆となりのkintone】「資料作成の時間 毎月100時間削減できました」コウノウォーター様

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こんにちは、山田です!
突撃☆となりのkintone」もあっという間に4回目になりました!

今回はウォーターサーバーの製造から出荷・販売を担うコウノウォーター株式会社の金城様、石川様、寺田様にお話を伺いました。富士山のふもとの山中湖に位置する本社で、ミネラルを豊富に含んだ富士山天然水を充填したウォーターサーバーの製造、販売をしています。創業10年目、新たに水素水サーバーや水素発生器の販売も開始されたそうです。

スクラッチ開発のシステムから「kintone」へ移行

ホームページ拝見しました!工場見学ツアーも実施されているんですね!

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「はい、工場内でチョウザメも飼っています(笑)。 天然水のお風呂を設置したゲストハウスもあります。」

―ええ!工場内にゲストハウス、珍しいですね!

「富士山の天然水を体感してもらうためにはどうしたらいいだろう、お客様に喜んでもらうためにはどうしたらいいだろうと考えた末、工場にゲストハウスをつくっちゃえ!ってことになったんですよ。雪が降る冬以外は満室です(笑)。肌がツルッツルになりますよ!」

―「宅配水業界(ウォーターサーバー事業)」の市場拡大をきっかけに、製造から販売まで一貫して取り組みはじめたとお聞きました。

「以前は富士山天然水を大型ボトルに充填し、卸販売もしくは同業他社のOEM生産の事業を軸としていました。市場拡大により、新規参入や、顧客獲得コストの上昇、配送員の高齢化などさまざまな課題がでてきたので、製造から販売まで一貫して取り組むことにしたのです。」

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製造から販売までを一貫して取り組むためにスクラッチ開発で「顧客管理システム」の開発・導入を進めた金城様。しかし、スムーズに運用できず、現場からは使いづらいと不満の声があがってきたといいます。

「前のシステムは完全にスクラッチ開発で、ネットワーク、セキュリティ、バックアップなどの調整にすごく時間やコストがかかっていました。また、システムがあるのにも関わらずエクセルを併用しての二重管理や転記作業があり、出荷管理で入力漏れなどのミスが発生することもありました。紙文化が抜けず、毎日紙を100枚印刷する作業もありました。」

―システムを導入したけれど、現場からの不満の声があがってしまったんですね・・・。そのシステムの代わりとなったのがkintoneということでしょうか?

「はい、1年ほど前に現場の寺田から『kintone試してみてもいいですか?』と。『きんとーん?』何のことやらさっぱりでした(笑)。」

1年で30個のエクセルが0個に。資料作成の時間を100時間/月の削減に成功

-kintoneを導入してはじめに行ったことはなんですか?

営業さんの『日報』をkintoneアプリにしました。導入1週間で外出先からスマホで日報が提出されるようになりました。」

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―導入前は、どのような運用だったのですか?

「営業さんがそれぞれエクセルで書いた日報をメールで送り、事務員が1つ1つのファイルをファイルサーバーにあげていました。1人1日1ファイルだったため、1か月分の集計や分析をする場合は、20~30個あるファイルをすべて開き、1つずつコピペするという作業が発生していました。」

―それは大変ですね。最新のファイルが分からなくなりそうですね。

「そうなんですよ!!」

―1年で30個のエクセルが0個になったということですが、ほかにはどのようなエクセルファイルがあったのですか?

「社長向けの月次報告のエクセルファイルがありました。毎月事務員が1日かけて数字を更新する5MBくらいの重いファイルでした。いまはkintoneのスレッドで、社長はここを見れば欲しい情報が全て分かるように、アプリやグラフをまとめています。」

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―これはいいですね。kintone導入でどのくらいの時間を削減できましたか?

「エクセルファイルの資料作成が必要なくなったので、全体で月100時間削減することができました!毎日100枚の印刷コストも削減できています。

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kintoneは現場でシステムを作り上げていけるからすごい

アイティーフィットさんにカスタマイズを依頼して、昔の販売管理システムをkintoneに移行しました。申し込み受付から、顧客管理、注文管理、出荷指示、出荷実績、月次処理など販売に関わるさまざまなアプリを運用しています。kintoneのすごいところは、業者に依頼しなくてもアプリを社内でどんどん発展していけるところですね!実際にアプリのレイアウトを変えてほしい、といった要望もすぐに対応できるので、現場の人に驚かれます。」

―おお!現場の声をすぐにシステムに反映して運用できるのは、まさに理想形ですね。

「社内では親しみをもてるようにkintoneの販売管理システムを『any(エニー)』と呼んでいて、専用のロゴもつくっちゃいました(笑)。倉庫で働く出荷作業員の方がイラストレーターで作ってくれたんですよ!」

―愛称をつけていただくと社内に浸透しやすくなりますよね!

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今後は「営業と工場(製造現場)の壁を取り除く」のが目標

「『仕事のための仕事をなくすこと』をテーマにkintoneを導入し、1年で30個のエクセルを0個にすることができたので、次はkintoneで『営業と工場(製造現場)の壁を取り除きたい』ですね。工場側で『製造・生産の見える化』のためにkintoneを利用するのが第一歩です。また、営業現場の声を製造に、製造の情報を営業現場に活かせるように、いずれは部署をまたいで自由にやりとりできるようになれば良いなと思っています。」

―部署をまたいだ情報共有いいですね!工場の方もkintoneを利用しはじめたときは、またお話聞かせてください!

「ぜひ!販売店さんとの情報共有にもkintoneを使い始めたばかりなので、半年後また取材してください!私たちも、半年で部署の壁を取り除くことを目標に頑張ります!」

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―ありがとうございます!次はぜひ工場見学もさせてください!

社内の情報共有だけでなく、販売店との情報共有にもkintone活用を広めるコウノウォーター様。kintoneに情報を集約したことで、コミュニケーションが活発になり、自然と社員が役割分担するなど社内にチームワークが生まれたそうです。システムに苦手意識があった人たちが使いこなしてくれるなど、「とにかくkintoneおもしろいです!」 とおっしゃってくださいました。すごいスピードで業務改善をすすめていらっしゃるコウノウォーター様、半年後も待ち遠しいですね。

それでは次回の「突撃☆となりのkintone」もお楽しみに!