【突撃☆となりのkintone】「コミュニケーションコストが約半分に減りました」ラフノート株式会社さま
となりのkintoneユーザーさんに突撃する企画、突撃☆となりのkintone。
略して「となキン」も、早いもので第二回目を迎えました。
今回は、文書共有ツール「Ruffnote(ラフノート)」や時間共有ツール「TimeCrowd(タイムクラウド)」などのクラウドサービスを提供するラフノート株式会社 代表取締役 西小倉 宏信さんにお話をお伺いしました。ユーザーとしてだけでなく、kintoneを使った開発案件なども行っている同社。社員の方々も皆さんITリテラシーが高く、リモートワークなども積極的に取れ入れている先進的な企業です。
そんなラフノートさまでは、一体どのようにkintoneを使ってくださっているのでしょうか。
出会って即日利用開始しました!
西小倉さんがkintoneと出会ったのは、2015年の年末ごろ。"「Parse.com」をデータベースとして使っていたサービスのコードをkintoneに切り替えたら少しの修正でそのまま動いたこと"に感動したことが、導入のきっかけだったそうです。
―今回は「突撃☆となりのkintone」にご登場いただきありがとうございます。どういう経緯で「となキン」を知ったのですか?
「Twitterで知りました。Twitter上で『kintone』という文字列が入っているツイートを、全て自動的にkintoneに送る連携アプリを作っているんです 」
―ええっ、そんなところにまでkintone連携を...!
「ほかにも、Facebookのポストを自動で取得するkintoneアプリも作っています。自分がいいね!をした一覧とか、フィードやイベントの一覧とか」
―kintoneにそんな活用方法があったなんて、むしろ驚きです!
「kintone大好きなんで(笑)」
そんなkintone大好き西小倉さん。kintoneを知ったその日に即利用開始してくださったそうです。これぞまさに運命の出会い。実際にどんなお仕事でkintoneを活用し始めたのでしょうか。
ワンクリックで入力できる営業管理リスト
―御社のお仕事の中では、どんな部分でkintoneが使われているんですか?
「色々と使っているのですが、主な用途は日々の活動記録を記入する営業管理と費用管理です。営業管理のほうは、お客様がExcelで都度更新して共有サーバーにアップしたりしていたんですけど。『データが先祖返りしちゃうから編集しないで!』とか、そういうことが往々にして発生していたんです」
―Excelあるある、ですね~。
「kintoneなら同時編集できるので、その問題はすぐに解決しました。そのあと更にちょっと手を加えて、1クリックで記入、さらに古い情報は自動でアーカイブできるような仕組みにしました。一覧ページでは常に最新の活動状況だけが表示されるんですよ」
―日々入力しなければいけないものだからこそ、ちょっとした手間が少なくなるのは嬉しいですよね。
「あとは費用管理ですね。毎月発生するサーバー代やネット代、外注費といった費用を都度登録するアプリです。費用アプリの金額を自動計算して、別で作っている入出金アプリで残高状況を確認しています。現在の利用状況や未来予測なども見えるので、便利です」
―それもやはりカスタマイズして使っているんですか?
「個人的にはガンガンカスタマイズしたいんですけど、それはkintoneの特性である手離れの良さを失う事になってしまうので、なるべくは基本機能で作るようにしています。もちろん、必要な部分はカスタマイズもしますけどね」
―なるほど。カスタマイズしてしまうと、裏側の仕組みが分かる人が限られてしまいますもんね
受託開発の面では、コミュニケーションコストを約半分に抑えることに成功
―kintoneを使ってみて、何か具体的に効果を実感できた部分はありますか?
「社内で使っているシステムも便利なんですけど、それ以上に受託開発の方ですごく効果を実感しています。具体的には、お客様からの依頼でシステムを構築する際の要件定義の時間です。以前は、お客様との認識のすり合わせに、とにかくコミュニケーションコストがかかっていました。また、一度出した見積りよりも追加工数が掛かってしまい、結果的に赤字になってしまうようなこともあったんです」
「kintoneを使った開発は、そういった要件定義や交渉時間も抑えることができます。作りたいシステムのモックアップツールとして、ぱぱっと形にできる。完成したシステムのイメージが見えれば、お客様との認識もすり合わせやすいですからね。コミュニケーションコストは半分くらいに抑えられたと思いますよ」
―それは素晴らしい効果ですね!お客様にとってもきっと嬉しい効果だと思います
kintoneはイノベーションを起こしていると思います
―全体を通して、kintoneのどんなところが「いいな」と思いますか?
「まず、自由度の高さです。さまざまなAPIもあるので、開発者にとってもすごく自由度が高いシステムだなと思います。これでこの価格でいいの?という感じ。kintoneは確実にイノベーションを起こしていると思いますよ」
自社業務だけでなく受託開発のためのツールとしてもkintoneをたくさん活用してくださっている西小倉さん。本当にkintoneを気に入ってくださっているのがよく伝わるインタビューでした。開発者としても素晴らしい技術をお持ちですので、これからkintoneでどんな革命を起こしていただけるのか、とても楽しみです!
それではまた次回の「となキン」でお会いしましょう!