cybozu developer network コミュニティ活用手引き
こんにちは。eraです。
kintone hive 2018 が3/7~6/14にかけて、福岡、仙台、名古屋、大阪、東京で開催されました。参加された方や話を聞いた方の中には、いろいろなkintone活用例の見聞きし、自分も何かやってみたい!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
やってみたい!とワクワクしつつも、開発初心者にとっては、本当に動くものが作れるのか?動かなかったらどうしよう?など不安もありますよね?今回は、そんな不安を少しでも解消できるような情報をお届けします。
cybozu developer networkを活用しよう
kintoneカスタマイズをしてみよう!と思ったら、まず cybozu developer network にアクセスしましょう。
cybozu developer networkは、kintoneカスタマイズに必要な情報が掲載されているだけでなく、デベロッパー同士が課題を解決し合えるオープンなコミュニティサイトです。
とは言っても開発初心者にとっては、サイトを見てもわからないことだらけで、どこから見たらいいのか迷うかもしれません。
そんな場合にはまず、はじめに にアクセスしてみてください。
長くて読むのが大変!という方は、少し古いためすべての情報が網羅されているわけではありませんが、cybozu.com developer networkの使い方に簡潔にまとまっています。最初にさらっと把握する場合にお勧めです。
自分で解決できないわからないこと、困ったことがあったら
実際にカスタマイズをしてみると、うまく動かない、どう実現したらいいのかわからない、といった問題が発生することもあります。APIドキュメントやTipsを参考にしても解決しなかった場合、に役立つのが、ナレッジノートやコミュニティです。
コミュニティ
cybozu developer networkのメンバー(メンバー登録した人)が、課題を共有したり情報のやり取りをする場です。過去に自分と同じような問題を解決しているやり取りを見つけたり、新たに質問を投稿してアドバイスしてもらうことなどができます。
コミュニティはメンバー同士が自由に情報をやり取りする場で、質問には有志が回答するという仕組みのため、確実に答えが得られるとは限らない、という点はご承知おきください。(とは言っても多く場合に有志のどなたかが回答してくださっています)
ナレッジノート
上記コミュニティのフォーラムの一つですが、メンバー登録している人なら誰でも有用なナレッジを投稿できるフォーラムです。メンバーが知見を公開している場なので、コミュニティのやりとりや、Tipsから欲しい答えを探すより、情報を見つけやすいです。
活用のポイント
メンバー登録する
cybozu developer network はどなたでも閲覧することができますが、Tipsなどの記事やコミュニティに投稿する場合は、メンバー登録する必要があります。メンバー登録すると無料の開発者ライセンスを取得できるなど複数の特典があります。cybozu developer network をより活用するため、ぜひ登録してみてください。無料です!
メンバー登録の方法は、こちらから。
コミュニティと記事コメントの違いを知る
疑問点などを投稿できる場としてコミュニティと記事に関するフィードバック(以下、記事コメント)がありますが、それぞれ役割が違います。この違いを知っておくとやり取りがスムーズになります。
記事コメント
Tipsやサンプルには以下のようなコメント欄があり、記事の内容に直接関係する指摘事項などのコメント投稿していただいています。
例えば、記事の内容通りに実装したのに動かない、以前は動いたのに動かくなった、というような場合は記事のコメントに投稿いただけると、cybozu developer network運営事務局が確認いたします。
コミュニティ
一方コミュニティは、話題をいくつかのフォーラムに分けてフォーラムごとにメンバーが情報交換する場です。ここでは、開発の過程で発生した疑問など自分で解決できない問題を投稿し、アドバイスを受けたり、逆に自分か解決済みの問題で誰かが困っていたら、コメントしたりすることができます。
まれに記事コメント欄で、記事内容を応用する場合の質問などを見かけることがあります。このような直接記事の内容に関係ない場合には、コミュニティをご活用いただくことをお勧めしています。
コミュニティへの投稿のコツ
初心者にとってはコミュニティに質問を投稿しようとしたときに、どうやって質問したらよいのか躊躇うこともあるかもしれません。そこで、投稿する際のちょっとしたヒント、コツを紹介します。
大事なことは、具体的に書くということです。例えばこんなことを書くと良いよ、ということを挙げてみます。実際にはケースバイケースなので、すべてを書く必要があるわけではありません。
- 目的 :何を実現しようとしているプログラムなのか
- 経緯 :何をどこまでどうやったか、そしてどこで問題が発生したか
- 具体的な事象:エラー内容や、現象が発生している画面のスクリーンショットなど
- 使ったもの :環境情報、ライブラリ、外部接続の有無など
初心者にとって特に表現が難しいのは、おそらく経緯の部分になると思います。以下のヒントを参考にしてみてください。
自分のソースコードを公開する
プログラマーは、何をやりたいのかという目的とソースコードがあれば、だいたいのことがわかります。そのため、細かく文章で仕様や問題ヶ所の説明をするより、思ったように動いていない部分のソースコードを書く方が伝わります。
この場合、ドメイン名やAPIトークンなどの大事な情報は伏せるようにしましょう。
また長いプログラムの場合など、例えば以下のように必要な個所だけ書き出すとよりわかりやすくなります。
問題が切り分けられない場合は、オペレーションと発生現象を書く
開発を始めたばかりは、問題がどこにあるのか、切り分けることが難しい場合もあります。そういう場合は、操作やその結果をなるべく具体的に書くと良いと思います。場合によっては画面ショットもあるといいかもしれません。
例えば、
- ✖:一覧へのボタン表示が正しく動作しません。
- 〇:一覧にボタンを表示することはできたが、ソートしたらボタンが増えてしまいました。
他のコミュニティサイトの質問を見てみる
cybozu developer networkのコミュニティで他の人の投稿を参考にする他、kintone 以外のコミュニティを覗いてみることもお勧めします。
マイプロフィール機能を活用しよう
cybozu developer network のマイプロフィール機能は、 メールアドレス等の個人情報ではなく、ユーザーのコメント状況等、サイトに対するアクティビティを表示するものです。
自分のマイプロフィールは、画面右上のユーザー名 > 「マイプロフィール」で、自分のサイトに対するアクティビティの概要を確認することができます。
他のユーザーも、記事のコメントや、コミュニティのスレッドに表示されたユーザー名をクリックすると、自分のアクティビティと同様に確認することができます。気になるコメントや投稿をしているユーザーをフォローすると、いち早く情報を入手することができるようになります。
詳しくはこちらのページをご参照ください。
おわりに
kintoneカスタマイズについて教えてもらえる人が周りにいなかったりすると、なかなかチャレンジできないこともあるかと思います。そんなときには cybozu developer networkのコミュニティを活用してみてくださいね!
技術者向けサイト「cybozu developer network」
・API のアップデート情報の通知を受け取ることができます。
・5ユーザー、1年間無償の開発者ライセンスを申し込むことができます。
・Tipsやサンプルの動きを確認できるデモサイトを利用することができます。
・HTTP Client Tool for kintoneを利用することができます。