我を貫くドストレートなkintoneエバンジェリスト紹介
「kintoneエバンジェリスト紹介シリーズ」第5弾(第4弾はこちら)として、数々の素晴らしいソリューションでkintoneデベロッパーを楽しませるクローバ株式会社の門屋 亮さんを紹介します。
クリキントーンな門屋さん
門屋さんと言えば、クリキントーンですね。さっそくクリキントーンのご紹介をお願いします。
よろしくおねがいします。クリキントーンは、kintoneのコマンドラインツールインターフェースの事ですね。英語で「Command Line Interface」、略してCLIなので、愛称がcli-kintone(クリキントーン)なんです。コマンドラインからkintoneアプリのレコードの操作をしたり、データのインポートやエクスポート、ファイルのアップロードやダウンロードまで出来る、かなり良い出来上がりです。
コードを書かなくてもコマンドラインツールを使えばGUIを使わずにkintoneの操作も可能なので、お勧めです。
devCampのLTの資料にスライドを1枚だけ用意して、内容が栗きんとんの画像1枚だけだったのがやっぱり印象的でした。どんだけネーミングに自信があるのかと。
オセロな門屋さん
サイボウズにいたころは開発部で何をやってらっしゃったんですか?
開発部では幅広く多くのサイボウズのグループウェア製品と関わってきました。kintoneの開発に関しては最後の方はカスタマイズビューやプラグインの開発などやらせて頂きました。
カスタマイズビューやプラグインは、もうkintoneカスタマイズには欠かせない部分ですね!
kintoneでオセロがプレイ出来るように社内のカスタマイズビューをいじった門屋さんが印象深かったです。「kintoneでこんなこと出来るんだ~」とかなり驚きました。
kintoneのオセロアプリ作りましたね!
そうなんですよ、実は昔からデヂエの開発に関わったときから『デヂエでオセロが出したい』という夢がありまして・・・それを最終的にkintoneのカスタマイズビューで実現出来たので、本当に良かったです。
オセロを社内製品で実現する、っというのが、その、夢?だったんですか。
そうそう。ほら、kintoneでオセロがプレイ出来るならば、もう「kintoneって何でも出来る」、という感じになるでしょ?
オセロカスタマイズの良いところは、オセロのゲーム自体はJSカスタマイズで実現していて、基本機能の通知設定を上手く使って他のユーザに通知を送ることができるところです。自分のターンが終わったら、相手にターン交代の通知を出す、とかね。
kintoneの基本機能と上手く組み合わせたカスタマイズなんですね。
CEOな門屋さん
現在は独立をして、会社を立ち上げました。クローバ株式会社のCEOをやっています。
「クローバ」はコーディングの知識が無くても、スマートフォンにも対応したホームページの作成が出来るサービスです。用意されたテンプレート、画像やアイコンを活用してページの作成も出来ますし、いつでも修正が出来ます。また、アンケート、お問い合わせやコンテストの企画などに活用が出来る柔軟なフォームも用意されています。
なるほどですね。「クローバ」の独特な機能はどういったところでしょうか。
フォームからエントリーしたユーザとスマートフォンやPCでメッセージのやりとりが出来るところですね。メールアドレスが無くてもお互いコミュニケーションが出来ます。
簡単に作成、いつでも編集、コミュニケーション・・・まるでkintoneですね。あっ、もちろんkintoneとも・・・
もちろん、kintoneとも連携しますよ。是非試してみてください。
可能性を追求する門屋さん
門屋さん作のcybozu.com developer networkの代表的なTipsはこちらですかね:
・kintone コマンドラインツールの使い方
・Google タグマネージャでkintoneのアクセス解析をしてみよう
・Font Awesome を使ってメニューにかっこいいアイコンを配置する方法
・kintoneからSlackに通知を送る方法
・AWS Lambda 連携 -PDF変換ツールを作ってみた-
Tipsでカバーされている技術的な範囲が広く、かなり面白いです。
いえいえ、いつも楽しく書かせて頂いています。kintoneの可能性をどんどん広げられると嬉しいです。 次のcybozu.com developer network用のTipsも実は用意しているんですよ。内容としては、カスタマイズビューとプラグインがきちんと組み合わせて提供出来るような仕組みを考えてます。
今のプラグインだとカスタマイズビューを設定ファイルの中に入れられないですよね。やはり提供するプラグインによってカスタマイズビューで表現したい内容とかがあるんですよ。なので、プラグインを通して、カスタマイズビューを作成していく仕組みを考えているんです。これ、かなり当たりますよ。
門屋さんはいつも新しいことに挑戦して頂いてるので、実現方法が大変楽しみです。
書くのが好きな門屋さん
門屋さん、普段の活動を見ると何かしら「書く」行為が好きなんじゃないかと思っているんですがどうなんでしょうか。書いてるのってコードとTipsだけじゃないですよね?
そうですそうです。ブログとかは良く拝見しています!こういうったストーリを書き出すことに対して何か強い想いとかあるんでしょうか。
最後に
では最後に、kintoneにこれから期待してることや頑張って欲しい事を聞きたいと思います!
そうですね、kintoneのUS進出はとても期待しています。私がサイボウズにいたころからkintoneのUSへのプッシュはすごかったので、これからもkintoneの使い方が広がり、私も何かしらの形で貢献出来ると良いなと思っています。
US進出はこれからもどんどん力を入れていきますので、是非よろしくおねがいします!本日はありがとうございました!
門屋さんのように幅広くkintoneカスタマイズに挑戦したい方
手始めに技術者向けサイト(cybozu.com developer network)でkintoneカスタマイズを学んでみてはいかがでしょうか?
参考になるサンプルやTipsが豊富ですよ。
技術者向けサイト
「cybozu.com developer network」
★メンバー登録特典★
- ・コミュニティに投稿やコメントしたり、Tips に質問できます。
- ・API のアップデート情報の通知を受け取ることができます。
- ・5ユーザー、1年間無償の開発者ライセンスを申し込むことができます。
- ・Tipsやサンプルの動きを確認できるデモサイトを利用することができます。
- ・ HTTP Client Tool for kintoneを利用することができます。