正式オープンから3ヶ月!利用ユーザー様に聞く「キンコミ」って?
皆さんこんにちは。キンコミ運営事務局のhtnkです。
今回は、10月に正式オープンしてから早3ヶ月。コミュニティサイト「キンコミ」について、実際に利用しているユーザーはどう思われているのか?インタビューしてきました。
▼キンコミ 〜kintone user community〜
https://kincom.cybozu.co.jp/
ご協力いただいたのはキンコミ上のニックネーム「こたけ」さん。星野リゾートの小竹潤子様です。
ーー小竹さん、こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
まずは、会社名と会社での業務内容などを教えてください。
こんにちは。星野リゾートの小竹と申します。
普段は情報システムグループユニットのユーザーサポートチーム所属で、社内スタッフからのシステムに関する問い合わせに対応しています。またkintone がアプリケーションプラットフォームとして導入されていますので、社内のkintone問い合わせ への対応も行っています。
kintone に初めて触れたのは2019年の6月で、kintone 歴は約1年半になります。
ーーkintone とはどのような関わり方をされていますか?管理者・利用者などのお立場を教えてください。
今は、cybozu.com の管理者をやっています。もちろん自分でも日常の業務で利用しています。他のスタッフからの依頼を受けて、アプリを構築したり、エラーを直したり、全般的に広く関わっています。
ーー星野リゾート様では、アプリの管理権限はどなたに付与されているのですか?
現在は財務部門や総務部門など主にバック部門のスタッフが管理権限を持っています。より良く業務を回すための権限という感じで活用しています。
それ以外のスタッフから問い合わせを受けた場合は、情報システム部グループもが最初の案内を行なって、アプリを一緒に構築したり、その後改善したりしています。
ゆくゆくは全スタッフがIT人材として、業務をkintoneで改善できる体制を目指しています。
ーー(キンコミができる前)kintoneの運用などで困った時はどうされていましたか?
一番最初私が情報システムグループユニットに異動してきた時には、既にkintone が稼働していて、何も分からない状態でメンテナンスをしなくてはいけないという状況でした。まずはkintone 独特の用語を覚えるのが大変でした。「1週間で覚えるkintone」という本があったので、それを読んで解決しました。
あとは、幸いにも周りに色々と聞けるスタッフがいたので、その人たちに伺いつつも、2019年の12月ごろから Twitter のkintone コミュニティを見たり質問したりもしてきました。
上司が「kintone の情報はTwitterが一番早い」と言っていたので、早速Twitterアカウントも作りました。キンスキさんのブログなども参考にさせていただきました。
ーーキンコミを知った時期と参加しようと思われたきっかけは?
2020年6月のkintone hive Tokyo で告知されていたので知りました。
きっかけはキンコミのガイドラインにもあった「すごくなくてもいい」という一言です。元々、ネットワークとして cybozu developer network があるのは知っていたのですが、私は技術者ではないので、参加にハードルを感じていました。例えば「アプリの名前どうしよう」「アプリのアイコンどうしよう」という地味なところで悩んでいたことが多く、すごくなくてもいいコミュニティは自分も参加できると思いました。
ーー実際にキンコミに参加してみて印象はいかがですか?
実際、親しみやすいなと思っています。コードやプログラミングの話など、難しい話が時々出ていることもあるのですが、一問一答のお悩み解決というよりも、一つの質問に対してみんなでワイワイ盛り上がる事が多いです。「答えのない答え」をみんなで話し合うという感覚があり、私も発言してもいいのかな、と気軽に参加できることが良かったと思っています。
ーーキンコミに参加して良かった事、難しかった事があれば教えてください。
何気なく、軽く投稿した質問から盛り上がって皆さんがたくさん書き込んでくださった事が嬉しかったです。
kintone と Excel の違いは?みたいな、検索しても答えを得られないような質問に対して他の方のお話を聞けて「皆さんこういう使い方をしているんだ」と生の声を聞くことができて楽しかったです。
※実際にやり取りされた内容の一部
この辺りの知識は社内外で聞いても答えを得ることが難しく、十人十通りの答えがあったので、真似できることもありました。
難しかった事はそうですね、質問のコツがやはり最初の頃は難しいと思うかもしれません。初心者の方でサイボウズさんの製品サポート窓口に聞けば解決するような事がたまにあって、手を差し伸べてあげるべきか、迷うことはありますね。
ーー運営としても、参加ユーザーの皆様のそういった優しいお心遣いに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。
そして、小竹さんと言えば!この度「新しいカテゴリ名を考えよう選手権」で、応募いただいた
カテゴリ名「今週の自分的アップデート」が見事皆さんに選ばれ、新カテゴリに採用されました。
あらためて、カテゴリ名に込めた思いなどがあればお聞かせください。
kintone hive やkintone AWARD など、大きなイベントで発表されるキラキラしたものの中には、すごくいい事例がたくさんあります。ただ初心に返って自分の事を振り返ると、最初の頃は「ルックアップができた」などの小さな事が大変嬉しかったんです。しかし、一歩外に出てみると、その喜びは"標準機能が当たり前に使えた"ということに過ぎませんでした。その事が少し寂しかったという気持ちはあります。そこでkintoneを使い始めた頃の「できた!」という小さな成功体験をみんなでシェアできれば楽しいな、と思って投稿しました。
最初の頃はルックアップの設定が出来なくて、どこがエラーか表示されない状況を乗り越えて、自分でゴールにたどり着くと「またこれ頑張って使いたい!」と思えます。
アプリを完成して、すごいシステムを作るだけがゴールだけじゃなく、アイコンを変えたとかアクセス権をきれいに整理できたとか、ちょっとしたことでもコミュニティのみんなにすごい事だと認めてもらえると嬉しいだろうなと思い、投稿しました。
ーーTwitter や kintone Caféなど、kintone コミュニティはたくさん存在しますが、その中でもキンコミはどのような人たちに向いていると思いますか?
キンコミはSNSをあまり使わない人にもオススメかと思います。Twitterだと、誰にでも見られる情報を公開し、結構なレスポンスの速さなども求められる気がしますが、キンコミはそれよりももっと優しいですね。文通のようにポストに手紙を入れてゆったり見守っている感じです。
日中仕事をしていて、夕方のタイミングで「みんな頑張ってるんだなー」と、ふと見たりします。
これからTwitter や kintone Caféとも連携していくと面白いなと思います。
ーー今後、キンコミに望むことがあれば教えていただけますか。
そうですね。今のユルい感じもとても気に入っています(笑)。
カテゴリがもう少し決められていると、分かりやすいかなと思います。今回、皆さんでカテゴリ名を決めたのがとても楽しかったです。自分から「なんでも」カテゴリに投稿するのは緊張しますが、ある程度カテゴライズされていると投稿しやすいですね。
実際に皆さんともお会いしてみたいなーとも思います。
あとは画像が差し込みにくいかなと感じています。画像をいっぱい載せながら、情報交換できるとより活発になりそうです。
投稿への反応も「いいね!」だけではなく、他の感情も表せるといいですね。ユルい雰囲気のキンコミにはそのほうがあっているような気もします。
ーーありがとうございます。最後に、これからキンコミに参加されようとしている方へのメッセージなどあればお願いします。
私も会社名が大きいので孤独じゃないように思われがちだったのですが、初めは情報システムではない部署から異動してきたことがスタートだったので、何もかも分からない状態で始めて、孤独だったり当たり前だったことができなくて悩んだりしていました。
それが「こんな初歩的な事を喋ってもいいのかな?」と思うことをキンコミに投稿すると、みんな反応してくれたり、いいね!してくれたりと、反応があったことに救われました。優しいコミュニティだと思います。なので「こんな事言えないけどどうしよう...」という事があればキンコミに投稿したり、投稿しなくても私みたいに疲れた時に眺めてみたりと、いろいろな使い方があるので、ぜひ参加していただけると、嬉しいです。いいねがあると私も励みになります。
部活みたいな感じがありますね。私も社内だと締め切りに追われてたり、弱音を吐けない部分もあるんですが、キンコミを通じて息抜きだったり、「みんな頑張ってるから頑張ろう」という励みになったりすることが多いです。
キラキラした事例ばかりではなく、あらためて「みんな悩んでいるんだな」ということに気づかせてくれるキンコミに、日々勇気づけられています。
ーーこたけさん、本日は本当にありがとうございました!
▼キンコミ 〜kintone user community〜
https://kincom.cybozu.co.jp/