【明日からできるkintone活用】利用のアイデア&ノウハウを、ユーザー自身が語った1時間
kintone大好きなユーザーとの奇跡の時間!6/20のイベントログを公開します。
4人のユーザーと語った1時間、ノウハウがぎゅっと詰まった会となりました。前半の発表、後半の座談会を記録しましたので、ぜひご覧ください。
俺キンとは?
2019/6/20 kintone hive Tokyoで開催されたセッションです。ユーザーさんと一緒にkintoneを語りました。
テーマは「明日からできるkintone活用」。4人のユーザーさんに発表いただき、座談会で盛り上がりましたよ^^*
ご協力いただいたのは、こちらのkintone大好きなユーザーさんです!
笹川 茉衣 さん
@mai2n/株式会社ジョイゾー
飯塚 洋平 さん
@iiyohei/AJS株式会社
石井 健太郎 さん
@kentaro1sh11/株式会社マルテー大塚
松田 正太郎 さん
@Shokun1108/プロジェクト・アスノート
発表の様子
前半の発表は動画で公開中!1人5分で発表いただきましたので、ぜひご覧ください^^*
00:00〜 オープニング
03:35〜 「活用度を向上するポータル活用」(松井)
09:36〜 「間違えない仕組みを作ろう」(笹川さん)
16:32〜 「俺のキントーンが部下宅の雰囲気を変えた!」(飯塚さん)
23:09〜 「色々諦めてもまぁまぁ便利に使われるキントーン」(石井さん)
29:43〜 「業務プロセスの改善編」(松田さん)
後半 座談会の様子
後半の座談会は全文を文字起こしで掲載します。当日の雰囲気と、溢れるノウハウを感じ取ていただければ嬉しいです^^*
オープニング
松井:ということで始まりました。固定のテーマは決めていなくて、楽しくkintoneを話していきたいと思います。
松田:キンスキラジオの公開録音みたいな感じですね。
松井:そうですね。確かに(笑)
石井:キンスキラジオ、皆さんご存じなんですか。
松井:いや、ご存じないかも。ユーザーさんとkintoneを語る3、40分程の番組を公開しています。それが結構楽しいんですよね。
松田:楽しいんですよね。
笹川:録音し終わってからの方が面白かったり(笑)
飯塚:ずっと喋っていますからね。
松井:飲み会でkintoneを語ると、楽しいと同時に、いい話がいっぱい出てきます。
松田:ね。でも、飲み会だと忘れちゃう。ラジオに残ると良いよね。
どう現場にkintoneを広めるか
松井:多い悩みは、どうkintoneを広めるのか。なかなか使われない、気に入ってもらえない、というところ。
ユーザーの皆さんなので、その辺りから始めたいと思います。その意味では、石井さんの内容がすごく好きです。無理し過ぎない。
前半に発表した無理しない申請活用のお話。動画はコチラから。
石井:ありがとうございます。
松井:承認って、かっちりしたくなる。システムはしっかり作らないと、プロセス管理は承認しなきゃ、って思いがち。
「そこまでしなくていいんだ」って気付きました。
石井:ドラスティックにがらっと変わると「それじゃ嫌だ、前のままにしてくれ」という方がいます。そういう方に、選択肢の1つが増えたんだよ、と提案の仕方で浸透させていきました。
飯塚:ごろっと変えようとせず、紙とkintoneとの共存モデルを考えているのが良いですよね。
松田:あれは新しいよな。
石井:業務改善してないっちゃしてないんです。でも、一部の人は改善している。
松田:初めて見た。プロセス管理で最後は紙に行く。kintoneなのにね。
石井:あのプロセス管理も「自分は経理に出しました」という、文字通り書類がどのステータスにいるか。
下書きなのか、完成させたのか、経理に出したか、お金はちゃんともらったか、という自分の中のプロセス管理。
松井:一応プロセス管理も付いているんですね。
石井:付いています。
笹川:付いていたんですね、プロセス管理。
プロセス管理は奥が深い
松井:プロセス管理って承認系だと思われがちですが、松田さんと笹川さんの内容は承認じゃないですよね。
松田:承認もあるけれど。
松井:承認もあるんですけど、そこが目的じゃないというか。
松田:現場に聞くと、みんなやたらと承認したがる。承認が3段階も4段階も出てきて「何これ?」って。最後の人が却下したら、前の人の承認はどうなるの?とかね。
松井:前に、松田さんと笹川さんとラジオで「プロセス管理で承認をやり過ぎない方がいい」って話をしましたね。
松田:プロセス管理は、ワークフローだと思わない方がいい、という話をしたんですよね。
笹川:それ、今日の発表の「業務の動線に入ってない」がやっぱり大きいのかなと。上司は普段作業に使わないから、通知が来ても見ないんです。
見てくださいって何回も言ってやっと。これは改善してないな、みたいなことはありますね。
松田:そういう時はSlackに通知を出すといいんですよ。
飯塚:出ましたね、Slack。
松田:今日、勉強した。
笹川:勉強になりました、今日は。
当日の発表。Slack連携により、日常の動線にkintoneが加わった
松井:見てもらっても、承認が入ると複雑になっていきますよね。プロセス管理が。
石井:条件分岐を付けたりね。
松田:ステータスが十何個あるとかね。
松井:十何個もあるんですか。
松田:15個ぐらいステータスがダーッとある。
松井:そんなアプリ管理していたんですか。
松田:うん。
笹川:分岐するんですよね。ナントカはこっち、ナントカはこっちみたいな。
松井:あれ分かんなくなりますよね。
笹川:その前に、本当にそれは必要かを一度考えてほしい。
飯塚:これは絶対プロセス管理を使った方がいい、はあるんですか。例えば、担当者とかはドロップダウンでもできる。僕は結構、それに逃げちゃうんです。
松田:編集してイジって保存する、が面倒くさい時がまず1つありますよね。意外と面倒くさい。チェックボックスが下の方にあったりとか。
笹川:慣れないと編集ボタンを押すのさえ「どこからやるの?」って人いますからね、やっぱり。
松田:あとは、順番守らないやつがいる時に、順番を守らせたい時ですよね。
飯塚:なるほど。「あなたはこれだけやればいい」を明確にできるのが良いんですね。
松井:そういった意味では、やっぱりプロセス管理いいですよね。
笹川:奥が深い。
松井:今日の松田さんの、アプリを入れて、プロセスを回して、そこから改善が始まるんだよ、のお話。あれってすごく深いなと。
今日発表していた小林さんの話も、入れた後こそ始まりなんだよ、ということだと思うんですよね。
松田:はい。
前半に発表した改善のサイクルが大事、というお話。動画はコチラから。
今、Twitterが熱い
松井:今Twitterが実はkintone界で熱いんですよね。
松田:熱いですね。
笹川:熱い。
石井:キンボウズさんがまとめていましたよね。
趣味でkintoneを発信するユーザー キンボウズさんのBlog
松井:kintoneをツイートする人が増えている。しかも、素性を公開して、かつkintone hiveの登壇者がどんどんノウハウを出している。
石井:すごいですよね。
松井:それこそ、去年のkintone AWARDファイナリスト 矢内石油の矢内さん。
石井:最近アカウント作ったんですよね。
kintone AWARAD 2018 優勝者 矢内哲さんのTwitterアカウント
笹川:会ったことないけれど、Twitterでkintoneを話していて友達、みたいな人が沢山いますね。
松田:そんな人ばっかりですよね。
飯塚:リアルで会って、やっと会えましたね、みたいな感じですね。
笹川:こういう顔だったんだ、みたいになっちゃう。
松田:大体、この辺にいる人たちは毎日1回、kintoneでTwitter検索している人たちなんで。
松井:そうそう。電車の帰りとかで検索しながら。
松田:何か引っ掛かるよね。1人に引っ掛かると大体バーッとこう。
飯塚:つながるんですね。
石井:みんなフォローしているから。
松井:ぜひkintoneの友達がほしい人はTwitterでつぶやいてみてほしいなと思います。
笹川:タグを付けて呟くって、初めての人からすると勇気いるんですけど。
松田:今日も1人でkintone hiveに来た方が「寂しい」って呟いていた人がいて。います?ぼっちの人。あ、いたいたいた。
石井:絡んでください。
松田:大丈夫ですよ。
kintone担当者ぼっち問題
松井:これもkintoneあるある。担当者の人はkintoneいいなと思っているけれど、なかなか社内で分かってもらえない。。
石井:私もずっとぼっちですよ、社内で。松井さんに拾ってもらうまでは、hiveもCybozu Daysもずっとぼっちでした。
笹川:私もぼっちでした。
松田:今日もそういうお話ありましたよね。社内で相談する仲間がいない。
外に相談できる人を作るとか、助けてくれるパートナーさんを見つけるとか、それが大事ですよ、という話があったんですよね。
笹川:そういう人が見つけやすいんですよね、kintoneってなんか。むしろこうやって喋りたい人ばっかりだから。
石井:そうですよね。本当に、俺のkintone見ろっていう人ばっかりですよね。
笹川:そんなにいいよぐらいな。
松田:大阪のおばちゃんみたいな感じでこう。
松井:悪い意味じゃなくて、私がkintone見せてくださいって言うと皆さん「いや、私のkintoneなんて」って言うんですよ。全然そんなことない。
飯塚:いや、僕らもそう思っていましたけども。
笹川:hiveの後にちょっと出しづらいとこあった。
石井:比べる相手がいないから、結局。自分の方がすごいなんて全然思わないんですよ。
飯塚:思わない、思わない。
笹川:みんなそう。
松井:他の人と話して初めて、私のやっていることって結構いけていたんだっていうのも分かるし。あとは、それで逆にもらってですね。フィードバックしながらいい形になっていくので。
石井:即パクりますよ、いいのあったら。アイデア。
社内にkintone仲間を作る
松井:社内に仲間を作るのは大事だと思います。何かやったことはあります?
石井:私が死んだらまずいんで、若い人にはやっています。
松井:そうですね。依存しちゃまずいですね。どうやって教えているんですか。
石井:そのままパクってますね。松田さんのプロセス管理のやつとか、あとは。サイボウズさんの公式の資料あるじゃないですか。機能ごとに分かれているアクションボタンとか。
プロセス管理 虎の巻を松田さんが公開中
サイボウズ公開資料も便利です!
松井:そういう資料を基に講義みたいな感じで教えていくんですね。
石井:そう。あとは認定試験のテキストですよ。あの黄色いやつ。あれをもう1から全部教えています。
松田:あれを若い子に講義するんですか。
石井:自分のPowerPointに落として。
松田:全48回とか?
石井:いや、6、7回で終わりましたよ。
松田:6、7回で1冊全部カバーする?
笹川:すごい。
松井:認定試験は、あれをやれば押さえられる、みたいなことはあるんですか。
石井:練習問題が付いているんですけど、多分あれを8割ぐらい取れば試験受かりますよ。
松井:結構、認定試験に興味ある方もいると思うので。
松田:先生がほしい方は石井さんにツイートすればいいんですね。
石井:でも、著作権に引っ掛かるんで資料あげられないです。本買っていただいた方がいいです。
笹川:私も1人だった時、アプリが増えて手が回らなくなった。スペースを1個作って、好きそうな人を見つけて「この中なら好きにしていいよ」って権限を渡しました。
そしたら、好きな人は勝手に進めて、勝手に質問してくれる。早く全部権限あげた方がいいかな、というのがありますね。kintoneのよさですし。
松井:好きそうな人っていますよね。
飯塚:勉強会をやると、こっちが好きだから「なんか好きかも」って伝播する。
「滅茶苦茶いいから、取りあえず触っときなよ。ほら、スマホでも使えるじゃん」みたいなのは、30分の勉強会だけでどんどん広がる。
松井:今日の飯塚さんの話でも、女性のメンバーが勝手に作っていましたね。
飯塚:「情報共有」は広げるものと捉えがち。kintoneを理解すると、非公開スペースとかは逆に自分たちだけ、っていう安心感で遊ばせられる。
kintoneの仕組みをちゃんと教えるから、伝わる安心感で広まる、っていうのが僕の中ではありますね。
松井:なるほど。じゃあ好きそうな人を見つけて、まずはクローズな場所でやって。
飯塚:そうそう。おもちゃ箱だよ、遊び場だよって。
松井:前、松田さんとラジオを収録した時も、そんなお話ありましたよね。素質がありそうな人を見つける。
松田:それ大事。こいつ好きそうだな、っていうやつを見つけて。
笹川:どんな人が素質あるんでしたっけ。
松田:空のアプリをいくつか作っておいて、自由に触っていいよって。
笹川:食いついてくる人ですよね。
松田:秘密のスペースを作って。
石井:私は開発者ライセンスを作らせて、「もう自由に好きにいじれ」ってやっています。プライベートでも、趣味でもいいから、何でもいいからいじってって。
松井:cybozu developer networkにアカウントを作ると、利用中の環境とは別で、開発者環境が貰えるんですよね。5ユーザーまでなら1年間使える。
開発コミュニティ「cybozu developer network」
松井:別で使える環境なので、ぜひ触ってみて欲しいです。
松田:開発者アカウントを作ったけど、「寂しい」っていう人がいたら、呼んでほしいですよね。
石井:そうですね。ゲスト参加しますよね。
松田:にぎやかしに。
松井:それこそゲストスペース一緒に作って、そこでワイワイするとかね。
アプリを自由に作らせる?
スペースを遊び場にするお話がありました。もしかすると、皆さんアプリを自由に作れない権限設定ですか?結構、運用的なお話にもなりますが。
松田:ゲストはできないから。
石井:ゲストじゃなくてってこと?
松田:あ、普通のスペースですね。
松井:kintoneの環境の中で、アプリ作成権限を開放するか、閉じるか。
松田:これ微妙ですよね。
石井:人による。
飯塚:やらかした事件とかね。たまに。
松井:やらかしたことがあるんですか。
松田:同じ名前のアプリがいろんなところに出てくるっていう。
松井:あるあるですよね。
松田:アイコンも変えなかったら本当に分かんなくなっちゃうんだもん。
松井:分かんなくなりますよね。再利用とかもありますよね。
笹川:ポータルのアプリ一覧を「お気に入りのアプリ」にしていて、自分のアプリを見つけられないとか。
石井:あるあるですね。あの画びょうをクリックするやつね。
笹川:お気に入りを切り替えるんですよ、みたいな。
松田:なので、編集権限だけを与えて、空の何も入っていないアプリを10個ぐらい入れた練習用スペースを作って、そこで自由にやってもらう。
石井:なるほど。
松井: 皆さんはアプリ作成権限を解放はせず、申請をもらい用意する運用ですか。
石井:そうですね。私はそうしています。
松井:笹川さんもそんな感じだったんですか。
笹川:そうですね。
スペース内アプリ問題
松井:スペースには、kintone使い始めの方が気を付けないといけない「スペース内アプリ」があります。
石井:移動ができないんですよね。スペース内から外に。
松井:スペース内にアプリを作ると、スペース参加者だけにアプリを見せられる。ただ、別のスペースに移せなくなってしまうんです。
そのスペースから解放もできないので、他の部署とも共有したい時に困ってしまう。
以前公開したスペースの活用記事 [https://www.kinsuki.com/entry/space:embed
松田:そうそう。非公開スペースじゃなくなっちゃうんですよね。
松井:公開しようと思うと、過去に書いてきたものが見せていいのか分からない。
松田:スレッドが全部丸見えになっちゃうんで。変な話とかしていたらやばいです。
笹川:にっちもさっちもいかない時は、テンプレートを出して移して、データを移行するところまで覚えてもらう。
完璧じゃないけれど、大体8割ぐらいは引っ越せるので。なるほど、こうなっているんだっていうので、いいきっかけになるかなと。
飯塚:移行までを練習してもらう。
松井:アプリの引っ越しはやりました?
笹川:やりましたね。ゲストスペースを結構使っちゃっていたので。知らなかったんですよ、いろいろ。
松井:お2人はどうですか。アプリの引っ越しは経験あります?
石井:私はスペース内アプリ一切作らないんで、しないですね。
松田:僕は基本、スペース内アプリ。
松井:スペース内アプリを作っているんですね。そのアプリ、さっきみたいな問題はあまりなかったですか。
松田:でも公開スペースが多いですけどね。
松井:なるほど。そこはちゃんと切り分けて選んでいる。
松田:あれ引っ越ししたいですよね。サイボウズの人ちょっといない? どっか。
石井:私も引っ越し需要のために、アプリの権限とアプリグループを使います。
スペースの権限とアプリグループの権限を合わせて、関連リンクに置けばスペース内アプリ風に使えるんで。
松井:なるほど、なるほど。
松田:スペース内アプリって強制的にパブリックになっちゃうでしょ。
石井:そうです。だから、それも変えられないんですよね。
松田:アプリの設定のところに、所属スペースとかほしい。
松井:ほしいですね。
松田:開発の人、もう帰っちゃった?
松井:ぜひ会場にいらっしゃるサイボウズの方には、フィードバックをしていただきたいなと思うんですけど。
kintoneで情報を隠すだなんて!
笹川:なんでも情報は公開しておくものなので。いくらスペースを切り分けようと、もう全部出しちゃえばいいってのもあれですけど。全部出しちゃう。隠すといいことなしです。
石井:まあ情報共有のツールですからね、そもそもが。
笹川:そうそう。kintoneで情報を隠すだなんてみたいな。ちょっとあるかなって思いました。でも、どうしてもの時はちょっと隠す。
松井:kintone hive松山 でゆうぼく 岡崎さんが話していました。ずっとアクセス権絞ってガチガチに管理していましたが、情報共有したかったはずなのに共有できてないと思った。
ある日の深夜2時、一気に全ての権限を外したんですよ。それだけじゃなく、ポータルに各アプリのグラフを出して、みんなで共有できるようにした。まあびっくりしますよね。
でも、それで社員間の情報の風通しが良くなった。ちょっとした言葉が変わったって言っていましたね。
飯塚:見れるって分かったら見に行きますもんね、やっぱりね。
松井:そうなんですよね。みんなこそっと見るんですよね。
飯塚:こそっと見る。でも、こそっと見てるのをログで追跡して、効果測定したいですよね。
石井:そう。だから、営業マンが他の人の営業日報見ているのかなっていうのが、すごく知りたいんですけど。
飯塚:その後、結果的にその部署の成績上がったかまで追えたら面白いですよね。のぞき見した後の効果じゃないですけど。
笹川:見られていると思って、ちょっとちゃんと書いたりして。
飯塚:そうそう。確かに、確かに。
笹川:いい方向に働いていくというか。それあると思います。
松井:それこそTwitterで既読プラグインが無償公開されていたので。ああいうのを用法・用量を守ってですね。
公開された無償プラグイン
松田:今度はアクセス権の話もとことんやりたいよね。
石井:アクセス権。
松田:「人はなぜ情報を隠したがるの」のテーマで。
石井:秘密にしているという、そのことがもう弱みですもんね、なんかね。
松井:なんでですかね。
松田:キンスキラジオ特番を作って、矢内さん呼んで。
松井:いいですね。いろんな大きい会社さんと小さい会社さんとというか、いろいろと呼んでやってみたいですね。
使っている人を観察しよう
松井:どんどん情報を共有しつつ、そこをちゃんと測定する。今日の発表にもあった、「よく見る」「よく観察する」は大事だと思います。ああいうのをやりながら。
石井:アイコンまではこだわってなかったです。
松田:やっぱり使っている人を観察するって、すごく大事だなと思った。あらためて今日、小林さんのプレゼンにもあったけど、それすごく大事だなと思いましたね。
笹川:びっくりする使い方していますもんね。kintoneを使うのにすごく時間がかかる人がいて。
見に行ったら、画面を150%とかすごく拡大していた。もう大事なものが何も見えてなくて。
松田:コード番号しか見えてないみたいな。
笹川:そうそう。
松井:その人は、目が悪いとか?
笹川:いや、単純に小さい文字が弱いだけです。その時はよかれと思って、アプリの説明をいっぱい入れていました。
説明は固定されるので、画面の2/3が説明、残り1/3をスクロールして、ちょっとずつ入れるみたいな。
松井:それ行ってみないと分かんないですよね。
笹川:そう。説明が折りたためることは説明していなかったけれど、どこかで「そんなの分かるじゃん」と思っていた。
まさかあれを全部表示させているなんて。説明全部消しました。
松田:たまにいるよね。想定外の設定で使っている人って。
笹川:やっぱり見に行かないと。パソコンの後ろから、こうやって覗き込んで。
飯塚:何も教えなくても使い始めてくれるんですが、ちょっとした事を理解せずに使っているからすごくもったいない。
例えば、タスク一覧を使う時に、詳細画面から一覧画面にいちいち戻って、次のレコードを選んでる。詳細画面に次のレコードリンクあるのに!!って
もっと言うと、ショートカットキー「J」「K」を教えると「おおー」って言われる。それは見ないと分からないですよね。
ショートカットキーを解説したブログ記事
松田:おおーって言ってもらえると、なんかうれしくない?
飯塚:うれしいですね。
笹川:ブックマーク機能とかもね。
石井:日報を敢えてデフォルトカレンダー画面にしています。カレンダーのプラスボタンを使うと、日付が入った状態でレコードが作れる。
それ知らない人はいちいち右上の「+ボタン」から入っていた。それを教えてあげたら、おおーって。
飯塚:うれしいですよね。おおーはうれしいです。
笹川:普通の機能を教えただけなのに、おおー。
松井:そこで1クリック、2クリック減るっていうだけで相当違いますよね。
石井:ストレスが違いますよね。今日を選ばなきゃいけないんで。左下に今日ありますけどね。
松井:前に松田さんと話したのはログイン。「ログインができない」をよく聞いてみたら、その人はメールの通知から毎回ログインしていた。
松田:そうそう。メールからしかkintoneを触ってない人がいたんですね。
松井:それって、ブックマーク登録やデスクトップにリンク貼るだけで解決する。
松田:してないんです。
松井:そうなんです。
松田:ご丁寧なことに、見終わったらちゃんとログアウトしてウィンドウを閉じる、ブラウザを閉じていた。
監査ログを見たら、短時間の間に10回もログインしていました。
松井:ログイン失敗になっているってことですか。
松田:ううん、成功しているんだけど、毎回ログアウトしている。
笹川:10個kintoneからメールが来て、10通ずつログインしてログアウトして、また次のメールを見てログインしてログアウトして。
飯塚:あ、そういうこと。
松井:ユーザーって想定外の使い方をするっていう。
エンディング
松井:どうですかね。われわれ、今すごく楽しく話していたんですけど。
石井:聞いている方は楽しいんですかね。
松井:光が来ているからあんまりよく見えなくて。
石井:しゃべっている方は楽しいんですけどね。
松田:夜な夜なこんな感じで、こないだも3時間ぐらい盛り上がってね。
松井:そうですね。
石井:無料のビール飲みながら。
松井:kintoneを一緒に分かち合えるって楽しいと思うんで。本当に前に出てみてほしいなと思います。
それこそ東京のメンバーなんで、一緒に語りたい人がいたら、集まって語るもこともできると思います。ぜひ話してみたいです。
石井:締めに入りましたか。
松井:そろそろ、お時間が近づいて来ましたので。われわれはまだ話し足りないので...。
松田:この後、場所を変えて2次会でも。
松井:と思います(笑)
もっとkintoneを一緒に語りたい方は、ぜひ #俺キン で発信してください。
Twitterで単純にkintoneとつぶやくだけでも。
松田:なんとか見つけてね。ちゃんと僕ら絡んでいきますんで。
松井:つぶやくかなくても、いいねを押すだけでも大丈夫です。それが嬉しくて、ノウハウを共有する人が増えます。ぜひそこからご協力いただければなと。
松田:仲間になりましょう。
松井:はい。ぜひ、kintone仲間になりましょう。
以上を持ちましてkintone hive Tokyoが終了です。ここで吸い取ったものを基に、明日から皆さんのkintoneをいじってみてください。
変に触っても壊れないので。どんどん触っていただいて、駄目だったら戻して、を繰り返していただきながら、ぜひ業務の改善に役立てていただきたいです。
われわれもTwitterにもおりますし、またいろんなイベントありますので、そこでお会いできればと思います。
それでは、皆さんまたkintoneでお会いしましょう。ありがとうございました。
全員:ありがとうございました。