【となキン】トリセツ一筋19年!アイディア溢れる"情報親方"が実現するkintoneを使った顧客管理とは。PolarisInfotech株式会社さま

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右:PolarisInfotech株式会社 東野さん、左:合同会社アクアビット 長井さん

こんにちは、山田です。
さて、今回のとなキンはお相撲のまち、両国へ行ってきました。オフィスの入り口には、何やら危険そうなボタンが...

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恐る恐る押してみると、"情報親方"ことPolarisInfotech株式会社の東野さまが出迎えてくれました。

−入り口のあのボタンは、何ですか!?

「あのボタンは『ポチッとな』とよんでいます!いずれはボタンとkintoneとつなげてIoTをやりたいと思ってるんですよね〜。たとえば、飲食店の行列に並んでいる時にボタンを押すとスマホにメニューが送られるようにしたり、いろいろ考えてます」

ーおお〜!早速kintone連携のアイディアが!!今日はよろしくお願いいたします!

kintone、Eight、Gmail、Twilio、ChatWorkで構築する顧客管理システム

−トリセツ(製品やサービスの使い方マニュアル)を専門につくる会社があるんですね!

「はい!トリセツ一筋19年。今まで200冊以上のトリセツを作ってきました。トリセツの品質が良いと商品の満足度が上がったり、訴訟やトラブルの原因になりにくいトリセツを作るには、経験とノウハウが必要なんですよ。家電や、ゲーム機、災害対策機器など多種多様なトリセツを作ってきました。バイクのトリセツを作る時は、微妙なニュアンスを伝えるために、大型二輪の免許までとりましたよ!」

−細かいところまで伝える必要があるからこそ、専門的な知識が必要になりそうですね。すごいです!

「今はトリセツを制作する環境も改善していきたいと考えていて、エバンジェリストの長井さんと一緒にkintoneを使って仕組み作りをしています。」

−具体的にはどのようにkintoneを活用されているのですか?

「主に『顧客管理』でkintoneを活用しています。壁に全体像を書いてみました!」

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(オフィスの壁は一面ホワイトボードになっていました)

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「名刺管理ソフト『Eight』から名刺情報をcsvで書き出し、どこで知り合った方なのか、メールを送る必要があるかなどの補足情報をkintoneに登録する際に追加しています。kintoneの顧客管理アプリに登録した方へのメールは、kintoneと『Gmail』と連携することで自動作成しています」

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(後日、私宛にもkintoneとGmailで自動生成されたメールが届きました!)

「他にもkintoneと『Twilio』を連携しています。これで、kintoneの顧客管理アプリに番号が登録されている方から電話がくると『○○様、いつもお世話になっております』とお客様名を自動案内音声に差し込むことができるようになりました。kintoneだからこそできることだな、と思っています。そして、何時に誰から電話がかかってきたかという情報を『ChatWork』に飛ばしています。」

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ーあ、これ私の電話番号ですね。何度も電話をかけてすみません。笑 電話の音声案内が"子供の声"でした。あれは・・・?

「機械の声よりも子供の声の方が、癒されるかなと思いまして。実際子供の声にすることで、クレーム電話も減ったんですよ!覚醒アーティストのそうすとおま さんに協力してもらいました。普段から一緒にお仕事することが多いんですよ。」

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そうすとおま さん

ーすごく綺麗な方ですね。今日お会いできなくて残念です><

kintoneとWordPressで構築する新サービス「トリセツのトリセツ」

「最近は、社内でトリセツを作りたい人向けに、トリセツを法律の面と品質の面でサポートするサービス『トリセツのトリセツ』をはじめました。ここでもkintoneの顧客管理アプリと『WordPress』を連携しています。『WordPress』で作った会員登録用のフォームから入った情報がkintoneに取り込まれます。その後、お客様と僕らがやり取りするマイページの管理もやっています。この仕組みは長井さんが作ってくれました。」

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墨田区の職人さんと、次の後継者となる若者をつなげ、地域を活性化させたい

ー今後kintoneでやりたいことはありますか?

「今、墨田区の職人さんと、次の後継者となる若者をつなげようという試みを、ニコ生番組でやっているんですよ。若者に伝えるチャネルに魅力を伝えきれていない職人さんが多いのですが、伝統工芸や匠の技をもつ職人さんの魅力を番組でアツく伝えることで、後継者となる若い世代に『職人さんの仕事って面白そうだな』と思えるような番組を作っていきたいと思って、そうすとおまさんや、実際にテレビ番組も作っているディレクターさんとともに始めました。」

「そういった職人さん方はITの分野に必ずしも詳しいわけでもないので『高いシステムを入れたらすごいええもんができる』と思ってる方が多いんですけど、高いシステムを入れなくても、kintoneで普段使いには十分なシステム作れるんですよね。墨田区の職人さん方をサポートすることは、地域活性にも役立つと思うので、kintoneを広めていく活動もしたいですね。ちなみに、3月に墨田区で開催された『地域クラウド交流会』(ちいくら)にも投票所係として参加してきました!」

ー技術の伝承などノウハウの共有にもkintone使えそうですね。いいですね!

さいごに

ー最後になりますが、kintoneになにか一言お願いできますでしょうか。

「おじいちゃん用UIが欲しいです!私、大学の同窓会の幹事もやってるんですけど、、」

ー本当にいろいろやってますね!!

「はい(笑)。幹事、会員とも65歳以上の方が多くて、そういう方々は、電話のコミュニケーションがメインなので、パソコンもkintoneも難しいんですよね。」

ーそういったご意見は初めて聞きました!本当にアイディアマンだ・・・
長井さんはいかがですか?

「お客様からのご要望も多いのでサブテーブルの読み込みは標準機能で入れていただきたいですが、kintoneのシンプルな設計は崩さずにいて欲しいですね。世界でも戦える可能性を持つシステムだと思っています。」

ー素敵なコメントありがとうございます!今後ともkintoneと新しいアイディアをどんどんつなげていってください。引き続きよろしくお願いします!