【となキン】kintone で地方創生!観光業向けのアンケートや集計・分析をカンタンに実現♪AJS株式会社さま

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こんにちは!最近結婚した友達の女の子が「苗字が"森"から"林"に変わって、木が減ってしまった...」と落ち込んでいたのが地味にツボってしまいました。編集長のあーみんです。

早いもので「となキン」も今回で第6回目となり、人気コンテンツの様相を呈しています。さて今回はシステム開発事業などでよく知られているAJS株式会社様に突撃してまいりました!今回インタビューに応じていただいたのは、AJS株式会社の飯塚さん(集合写真中央)、栗原さん(写真左)、福崎さん(写真右)のお三方です。業務内容がまったく異なる2つの部門でkintoneを導入いただいている同社。果たしてどのようにkintoneを使っているのでしょうか...!?

観光業向けのアンケートとしてkintoneを活用!

―さっそくですが、御社内でのkintone活用方法を教えてください!

「まず、私と福崎が使っているkintoneと、栗原の部署で使っているkintoneは全く別物です。ドメイン自体も違うので、用途も全く異なります」(飯塚さん)

―そうなんですか!でも、同じ会社の別な部署でkintoneを複数ご契約いただいている企業様はけっこういらっしゃいます。

「うちは、つい最近たまたま知ったんですよ。栗原の席の後ろを通った時に画面を見て『あれ、それってもしかしてkintone?』って(笑)」(飯塚さん)

「それまでは、お互いkintoneを使っていたなんて全く知らなかったので、驚きました」(栗原さん)

―本当に偶然だったんですね(笑)。それではまず、飯塚さんたちのチームでの活用法について教えていただけますか?

「私は現在、主に地方の観光業、観光協会などのお客さまにシステムやソリューションを提供する企画を行っています。いわゆる地方創生ですね。kintoneは主にイベントなどのアンケート取得、分析に利用しています」(飯塚さん)

―具体的にどのようなアンケートですか?

「地方で開催されるイベント来場者に、どこから来ているのか、どのような目的で来ているのか、などを聞くアンケートですね。特に地方の観光協会などは、自分たちでアンケートを収集するのが大変です。アンケート専門の業者に依頼するなど、コストをかけないと実現できません。そこで、簡単にアンケートを収集して、集計・分析までできるような仕組みが無いかと思っていました」(飯塚さん)

―そういったツールを探し始めて、すぐにkintoneに出会ったんですか?

「いえ、実はkintoneの前にグーグルフォームを使ってアンケートをとっていました。ただ、フォームのメンテナンスが結構大変で。観光協会のスタッフさんでも、もっと簡単にカスタマイズしたり、メンテナンスしたりできるものが理想でした。そこで出会ったのがkintoneですね」(飯塚さん)

―kintoneではどのようにアンケートを取っているのでしょうか。

「フォームクリエイター※とkintoneを連携して使っています。フォームクリエイターのフォームにアンケートを入力して送信、そのデータが自動的にkintoneに蓄積されていきます。蓄積されたデータを集計するのも、もちろんkintoneでやっています」(飯塚さん)

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※フォームクリエイター:サイボウズスタートアップ社から提供されている、kintoneの連携ソリューション

「私の方でkintoneをカスタマイズして、ボタン1つで集計できるようにしたり、複数のアプリを横断して集計結果を出したりできるようにしました。実はJavaScriptを書いたのはこれが初めてで、色々苦労もしたんですけど...(笑)。なんとかちゃんと動いていますよ」(福崎さん)

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アンケートの集計画面

―アンケートをkintoneに変えて、便利になったことや良かったことはありましたか?

「まず、必要な項目をすぐに足したり、編集したりできるのはとても良い点だと思います。分析も、BIツールに近いようなことができるので、全てkintoneひとつでできるというのはかなり便利ですね」(福崎さん)

「そういえば、以前あるイベントにアメリカから来た来場者がいたんです。けれどアンケートの項目は47都道府県しか選択肢に無かったので、お客さまから電話で「海外」の選択肢を増やせないかと連絡が来ました。kintoneなら数分程度ですぐにカスタマイズできるので、急遽アンケートを修正しました。あれは、kintoneじゃなかったらできなかったと思います(笑)」(飯塚さん)

―確かに!普通のシステムだったら、項目を1つ追加するだけでも数日~数週間ほど掛かったりしますもんね。

「今はアンケートの収集・分析くらいでkintoneは便利ツール、くらいで留まっているのですが、まだまだ可能性のあるツールだと思っています。これからもっと観光業、ひいては地方創生のビジネスにも活用していきたいですね」(飯塚さん)

一方別部門では、海外に拠点のある顧客との案件管理に

―では、今度は栗原さんの部門でのkintone活用方法を教えてください。

「私の部門では、お客さまの基幹システムの保守運用が業務の主となっています。その中でお問い合わせなどの案件管理とドキュメント管理をkintoneで行っています」(栗原さん)

―具体的な利用方法はどういう感じですか?

「お客さまから新たに問い合わせ事項があった場合に、kintoneの案件管理に問い合わせ内容を登録してもらいます。登録があった内容に対して、順次対応していく感じですね。あとはシステムマニュアルのようなドキュメントを格納しておくためにもkintoneのアプリを使っています」(栗原さん)

―お客さまは海外に拠点があるということは、やり取りは英語ですか?

「はい、基本的には英語でやり取りしています。kintoneは日・英・中の3か国語に対応しているので、海外の方も使いこなせるという点はkintone採用の大きなポイントになりました」(栗原さん)

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―おぉ、kintoneのアプリが英語になるだけでめちゃくちゃかっこいいですね...!

「そうですね。ただ、お問い合わせの中にはトラブル関係もあるので、この案件管理アプリにあまり登録が無いほうが『システムが問題無く動いている』という証拠なので、そこは複雑なところです(笑)」(栗原さん)

―その他にkintoneの便利なポイントなどありますか?

「先ほども言った通り、日本と海外とのやり取りなので多言語対応しているというのはまず良かったです。あとは、内容によっては契約手続きの重要な書類のやり取りもあるので、ユーザーごとに閲覧権限を設定できるのも良いですね」(栗原さん)

―ちなみに、栗原さんの部門で使っているkintoneはJavaScriptなどを使ってカスタマイズしているんですか?

「いえ、こちらのkintoneは基本機能でまかなえるような運用をしています。現状は基本機能で組み立てられるアプリでも十分に活用できています」(栗原さん)

今回の取材では、なんと「地方創生」「海外展開」という全く違うkintone活用方法を聞くことができました!しかもお互いの部門でkintoneを使っていたのを知ったのは、この取材の本当に少し前だったそうです。ぜひこれを機に、部門間でもkintoneの活用情報交換などしていただけたら嬉しいなと思いました。

それでは、また次回☆